Time flies like an arrow.
(光陰、矢の如し)
そんなフレーズを習った、中学生の時…
「ナはずないジャン!ど~してこう一時間の授業って長いんだろ~」
今、自分の人生を振り返ってみると…まさに…
何だかギョっとする。
大学時代から、もう、40年も経ったなんて…
「本」が大好きで、国文科に進みたかったけれど、母に猛反対された。
「絵」も好きだったので、美大に進み、油彩を専攻した。
入学して間もなく、「絵」の世界は自分の居場所じゃないような気がした。
でも、真面目に卒業した。
…が…その後、絵筆を持つ事もなく…
でも、今頃になって…
「絵を勉強した事は、よかったナ」
と思うようになった。
デッサンを繰り返すうち…
「私達が物を見る目は、実にいい加減なんだ」
と、思い知る。
「思い込み」「不正確」「周囲におもねる」
私はいわゆる「器用貧乏」
そこそこに物事をこなすけれど、粘りが足りない。
いつも「本物」がわかる前に挫折する。
けど「絵」だけじゃなく、いろんな世界で、愚直に「本物」を極めた人は…
他の事でも「本物」が見えるんだろう。
サ~て…
みなさんは「本物」が、見えますか~?
裕子