4年前、乳癌の局所再発がわかってから、食事療法を始めた。


30年以上前から、潰瘍性大腸炎の持病を抱えているので、もともと、そう悪い食生活をしていたわけではないが、自分の命だから、悔いを残さないためにも「よいと思われる事は何でもやろう!」と思った。


食事療法のその本は、4年前かなり人気が高かった。

無塩、牛・豚禁止、油も限られたもの、玄米、そして特徴的なのは、一日2リットルの、作りたての野菜ジュースを飲む。

2リットルの野菜ジュースというと、小ぶりの段ボールひと箱分位の野菜が必要で、買い物、金銭面の負担は大きい。手間もかかる。野菜ジュースを作って、目詰まりしたジューサーを洗い終わると、食事作りの前にぐったりする。当時はまだ5人家族で、高校生の次男の弁当作りもあったから、なおさらだ。

ジュースにしろ、玄米にしろ、腸の弱い私にはきつかった。そして、はっきり言って、無塩状態の食事は「マズイ!」食欲がなくなって、チョット鬱…?たんぱく質が落ちて、風邪ばかりひく。


そんな努力のかいなく…骨転移…


抗癌剤だって、効く人と効かない人がいる。

まして、食事療法は…

いろいろ頑張っても治らないから「癌」はコワイんだと、思い知らされた。


どんなに努力しても、報われない事は、人生にたくさんある。

でも、それを受け入れてなお、前向きに生きて行く事が大切なんだと思う。


今は、ブロ友さんに勧められた「本」を参考に、のんびりとした食事療法を続けている。

「味噌汁」「七分づき米」「ぬかみそ漬」「和食」「緑茶」

普段通りの食事で、無理がない。


今年は、次々、子供達が独立した。

心配はあるけれど…ホントに嬉しい!

3人家族(プラス一匹)になって、食事作りも楽になった。


一方、癌は、また、少しずつ進行している。

「痛い!」と言っては泣き…

不安に取りつかれて、鬱々とする日々もあり…

そんな自分も、素直に受け入れよう。


末期癌だけど、笑いたい!

おしゃべりして…ケンカもして(笑)

おいしいもの、たくさん食べた~い!!



<冷やし中華>

今年の夏はコレ、お世話になりました。

家族3人の意見が一致して、よく食べました。


<ぬかみそ漬け>

毎日、お世話になってます。

腸の調子がよくなります。