時々相手やものごとと真剣に関わっていくことが嫌だ、面倒だという人がいます。
それは自由が無くなってしまうのではないかという恐怖心が出てくるからなんです。
こういう人は子供の頃、人から認めてもらいたくて自分を出すことができなかった経験があります。
そうすると常に束縛されているという感覚になって、自由が無いと感じてしまうのです。
こういう人は、人と人との間の境界線が無い状態なんです。
例えば、親子の関係でどこまでが親のことでどこからが子供のことなのか、その境界線があいまいになっているような状態です。
親には親のやるべきことや考え、子には子のやるべきことや考えがあって当たり前です。
親がやるべきことを子にやらせたり、親の考えを押し付けたりするとハッキリとした親と子の境界線が無くなるんです。
子供は親がいないと生きていけませんから、ずっと我慢して自分を出さずに抑え込んで相手を受け入れるしかなかったのです。
このような関係になると自由を味わうことができません。
こういう人は束縛感を強く感じ「自由」に執着するようになります。
そして自由には二つのタイプがあります。
ひとつは「何かから自由になる」、つまり嫌なことから逃げ出すことです。
これは、上記のような自分は何かに縛られている、犠牲になっていると感じている状態から「解放されたい」という思いです。
これでは本当の喜びを見出せません。
もうひとつはパワフルな「自分で何かを作り出す自由」です。
こちらの自由は解放感を与えてくれます。
これは人やものごとに真剣に関わって人生を築き上げていくポジティブで喜びに満ちた自由です。
あなたはどちらの自由を得たいですか?
*今日の一言
【何かから逃げ出して自由を得るより、積極的に相手やものごとに真剣に関わって自由な人生を作っていく方が解放感を味わえますよ
】
