ひとつの教え(理論・宗派)に対して固執してはいけない。ひとつの教え(持論)に固執するがゆえに他者(他論)との間に対立や争いが生じる。教えは多様であってひとつの教えに固執しているということはその様々な要素の一部分しかとらえていないということにすぎない。ある人にとって役立つ教えはある人にとっては役立たない。人が多様であるように教えもまた多様なのである。


一切の教えに対して固執してはいけない。宗教的見解、宗教的実践に対してすら固執してはいけない。執着しないがゆえに一切のとらわれからはなれて安らぎを得、涅槃(ニルヴァーナ)に完成(寂静)に到るのである。