古今和歌集巻七

賀哥

題知らず 

讀人しらず


わがきみは 千代にやちよに さゞれいしの いはほとなりて こけのむすまで

わたつみの はまのまさごをかぞえつゝ 君が ちとせの ありかずにせん

しほの山 さしでのいそに すむ千鳥 きみが みよをば やちぞよとなく

わがよはひ きみがやちよに とりそへて とゞめ をきてば 思ひでにせよ

仁和の御時僧正遍昭に七十の賀たまひける時の御哥
かくしつゝ とにもかくにも ながらへて 君がやちよに あふよしも哉



「千代」は福岡の千代町で博多海岸の千代の松原から、八千代は千代の
増幅した言葉。「さざれ石の」は糸島郡に細石神社で「佐々禮石」と 
祭神はニニギノミコトの妃コノハナサクヤヒメとある。
「こけむす」は桜谷神社(若宮神社)祭神--コケムスヒメ
「いわお」井原の地名で地元ではイワラと発音する。漢字では「巌羅」
羅は 辺り一帯の意 岩は巌に通じる。

「君が代」は古今集に収録された

我が君は千代に八千代に細石の巌となりて苔のむすまで

が原型だとされています。