ハタレ(魔物)との戦い。

ホツマツタエ文献の一つで占いの和歌が集められた『フトマニ』には、事件は必ずその根本原因まで究明すべきだと繰り返し歌われているのですが、アマテルカミはハタレの乱も、彼らの心に問題があると見、それを解決することが何より大事と見たようです。
そうは言っても、多勢に無勢の状況は変わりません。
具体的に、どう戦えばいいと言うのか、誰もが思っていた疑問をフツヌシが口にすると、皆の心も、アマテルカミの気持ちも汲んで、カナサキノオキナは次のように言います。「私とて手立てがあるわけではありません。が、慈しみの心こそ神が尊んで受け容れて下さるものです。そして心の中が素直であることが神の力を与えてくれます。また、相手のことを、そして事実をよく知るということ、これが神に通じるのです。事なきを保つのが奇(くす)しき日の御魂(みたま)の力。何よりもただ「和らぎ」ということ、これこそが手立てなのです。」ハタレと戦うことになった時、アマテルカミから賜り、カナサキが使った武器は何と楽器の琴なのです。琴の音がハタレの心を清らかにし、和らげたのです。音楽で戦うなんて、どんな国の戦いの歴史にもないのではないでしょうか。しかし、日本では、先に述べた『フトマニ』にも、琴や笛の音楽が、人の心を和らげるということが書かれているのです。心を清くすること、それこそが世の中のあらゆる争いを解決することなんですね。

まるで
マクロス7みたい。
歌は力なり。