今日は。
前回までの記事の中で皇子皇女(みこみこめ)の派遣先や天皇皇后(すみらみこと、きさきのみや)様のご神陵の地名に、現在でも残っているものがいくつもありましたね。
第二代の天皇様の代の時、『弟妹の名を国名に名付けることを詔(みことのり)す』と書かれているそうです。そして竹内文書の中にはたくさんの皇子皇女の名前の他、万国各地の統治者である民王(みっとそん)の名前も多く残されているそうです。
統治者の名前を地名に定めることが長い間受け継がれ、国名だけでなく都市名、河川、
山の名前などにたくさん見られます。いくつかあげてみます。
まず初めにアジアに残る古代の人名をご紹介します。
ユイ(玉山~台湾)
ラオヤイ(ラオカイ市~ベトナム)
ハノイ(ベトナム)
トンキンナム民王 (トンキン湾~ベトナムと中国、海南島の間の湾)
ハクライムタイ黒人尊者(タイ)
アジアシャムバンコクムス白人祖(タイ、バンコク)
マテカ国のパタニ(タイ南部パッターニ一県)
カンボチャ民王(カンボジア)
マラッカ白人民王(マレーシア、マラッカまたはムラカ)
ユリンチ(インドネシア、クリンチ山)
バリサン山(インドネシア、バリサン山脈)
ボルネオ(インドネシア、ボルネオ島)
サラワク(マレーシア、サラワク州)
キナバル(マレーシア、キナバル山)
本日はここまでにいたします。ありがとうございました。