超古代の神々様の昨日の続きです。

上古の天皇は『てんのう』と呼ばず『スミラミコト』と呼んでいたそうです。天皇の名前は亡くなられた後に送られるお名前ということで、大変長いお名前です。

そして息子さん娘さん方は皇子女皇子(みこみこめ)とおっしゃり、それぞれのお名前からどんなお仕事についていらしたのかがわかるようです。何人かの方をご紹介します。

上古第一代、天豊穀食類姫尊(アマトヨタナツヲシノヒミノミコト)は農業創始と伝播の神様。

天日火焚焼玉姫尊(アメヒホタキヤキタマヒミノミコト)は火焚きと食物造法の神様。

天豊埴安ほがら彦尊(アメトヨハニヤスホガラヒコノミコト)は土を以って鍋釜食器(土器)造りと伝播の神様。


大海食魚捕彦尊は海魚を魚らしむ漁業の創始、伝播の神様。

天豊繭蚕機織姫尊(アメトヨマユコアヤオリヒミノミコト)は衣服を作るのを専門としていた神様。

他にも紙作りの専門の方、筆作り、家屋の建築、味噌の醸造、塩造り、薬をつくる、など人間の命を育み暮らしを支える衣食住を中心とした重要な仕事をそれぞれ専門職としてやっていらしたようです。


日本で最古の土器や織物が発見されているそうですので、この方々を中心に技術が開発され伝えられてきたのではないでしょうか。大変ありがたく思います。

今日はここまでにします。ありがとうございました。