
サクラ草皮膚炎についても知っておきましょう
季節的には、サクラ草が花を咲かせ、店頭に並ぶ11月下旬から4月頃に多くみられる皮膚炎です。顔面や手など、サクラ草に触れた部分に不規則な腫脹性の紅斑を認めます。痒みも著しく、強い炎症を伴います。治療に難治性で、ステロイドの内服、外用が必要となります。
サクラ草のなかでもプリムラ・オブコニカは観賞用の美しい花として人気があります。ところがこのオブコニカには、抗原物質であるプリミンがもっとも多量に含まれています。サクラ草の花弁、茎、葉の表面には細かい腺毛がたくさんあります。この腺毛にプリミンが含まれています。プリミンは非常に抗原性が強いので、サクラ草皮膚炎の場合にサクラ草そのものを使用するパッチテストは禁忌とされています。プリミンの産生量と日照時間は関連します。日照時間が長くなる3月下旬から4月にかけてプリミンが多く産生されます。