童謡は日本のブルースだと話されていた 

しらいみちよさん  こんな優しい歌にも彼女らしさがでていますね









風の盆(富山県八尾町の祭り)に出会って以来、日本の「静」にこ だわり続け独自の

ジャンル「音風流」を確立する。


音風流とは日本 のわび・さびを音で表現する しおらいみちよさんの曲です。


3月3日のコンサートが楽しみです。昨年は浅野川で屋外で歌われたのを終わり

かけにちょっと見かけただけ。シアター21で最初に拝見拝聴した 五木のこもりうた

そして、その原曲の歌がテープで流される演出、懐かしく思い出されます。



「正調(?)・五木の子守唄」

1.
おどまいやいや泣く子の守りにゃ
泣くといわれて憎まれる

2.
ねんね一ぺん言うて眠らぬやつは
頭たたいて尻ねずめ

3.
ねんねした児に米ン飯くわしゅ
黄粉アレにして砂糖つけて

4.
ねんねした児のかわいさむぞさ
起きて泣く児の面憎さ

5.
子どんが可愛いけりゃ守に餅くわしゅ
守がこくれば児もこくる

6.
つらいもんばい他人の飯は
煮えちゃおれどものどこさぐ

7.
おどま馬鹿々々馬鹿んもった子じゃっで
よろしゅ頼んもす利口か人(しと)

8.
おどま盆ぎり盆ぎり盆から先ゃおらんと
盆がはよくりゃはよもどる

9.
おどま非人(かんじん)々々あん人たちゃよか衆
よか衆よか帯よか着物(きもん)

10.
おどま非人々々ぐわんがら打ってさるこ
ちょかで飯ちゃあて堂にとまる

11.
おどんがこン村に一年おれば
丸木柱に角がたつ

12.
丸木柱に角たつよりは
おどまはよ暇ンでればよか

13.
おどんがおればこそこン村もめる
おどんが去(い)たあと花が咲く

14.
花が咲いてもろくな花ささん
手足かかじるイゲの花

15.
おどんがうっ死んだちゅうて誰が泣(にあ)てくりゅうか
うらの松山蝉がなく

16.
蝉じゃござらん妹でごさる
妹なくなよ気にかかる

17.
おどんがうっ死んだら道ばちゃいけろ
通る人ごち花あぎゅう

18.
花はなんの花つんつん椿
水は天からもらい水

19.
おどんがとっちゃんなあン山おらす
おらすともえば行こごたる

2004年10月、熊本県五木村に行き、
88歳になる堂坂よし子さんが唄う、
正調五木の子守唄を聞かせて頂きま
した。私達が知っている五木の子守唄は
戦後ポピュラー化されたということを、
その時知りました。正調五木の子守唄は
歌詞が70以上もあり、貧しさゆえ、子守
奉公に出された子ども達の心の叫びが唄
われていました。心に深く響き、私は
“この歌を唄い継いでゆきたい”と思い
ました。その後、童謡のことがもっと
知りたくなり、図書館通いが始まり
ました。美しいメロディや美しい言葉の
裏に戦争や飢え、差別に対しての心の叫び
がかくされている曲がたくさんあることに、
とても驚きました。童謡は魂の叫び、  
日本のブルースだとその時感じたのです。
作者達は「生きぬこうとする強さ」
「命の尊さ」そして「平和への願い」
を楽曲にたくしていたのでしょう。
今でも世界では争いが絶えません。
犠牲になるのは いつも弱者です。
一日でも早く世界に平和がおとずれる
ことを願って います。     
                     2006年10月 しらいみちよHPより