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盆栽の泰然とした姿。和の風情が漂います。

退社しても例年この時期にフロントへ飾る

盆栽を数鉢運んでくるN氏のお蔭で居ながらにして鑑賞できます。


苔は古くから、日本人の美意識にさまざまな影響を与えてきました。

国内には1600種もあり、盆栽の大切な脇役です。


     立ちかへり 思ふこそなほ かなしけれ
               名は残るなる 苔の行方よ

思い返すと悲しいことだ
名は残せても、人は死んでしまう。

苔の行方とは死後の世界のこと。

藤原定家は静寂な場所に生える苔をこう例えました。



コケは岩や地表が長く放置されたときに生え、耕すなどの攪乱が行われていると育たない、との認識がある。例えば「苔むす」という言葉はその状態が長く続いてきたことを示す。これは善悪両面の取り方があり、「転石苔むさず」は、「腰を落ち着けて長く一つのことを続けないと成果は上がらない」の意味に取るのが普通であるが、ときに「活動を続けている人は古びない」という意味に使われる。英語ではA Rolling Stone gathers No Mossで、イギリスでは前者の意味で使うが、アメリカでは後者の意味に使う。



            ※
先日のTVで小松市内の 苔の園 が紹介されていました。

粟津温泉に近く、うっそうと茂る日用杉の美林の中に美しい緑のカーペットにおおわれた

苔の園があります。

近くで見ると苔の種類も多種多様。

小売りもしており、持ち帰って庭に植えてみてはいかがですか。


古刹の苔は放置してああゆう具合なのかと思いきや認識不足でした。相当の人手を加えないと

維持はとうてい出来ないそうですよ。






※「苔の園」、正式名称は「蘇類研究所・瑞芳園(ずいほうえん)」。
 平成2年にオープンした日本唯一で最大規模の苔のメッカ。広い園内だが、それでも足りずに、
お隣 の日用神社境内も使用して栽培などすべての研究がなされている。
 日本庭園にスギゴケやヒノキゴケ、カメジゴケなど30種類の苔が密生し、木漏れ日をうけて
みずみず しく光っている。