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北陸道から能越道に入り氷見市街へのチョッと手前、十二町潟水郷公園の美しい橋を渡ると、
そこはいま蓮や睡蓮がいっぱい咲誇っていると言いたいとこだが・・・・・・・・
一斉に咲いているわけではないがあちこちに満開の花が見え隠れしている。見頃は来月らしい。
葉っぱがチリメン状態でなにやら親指姫の絵本の世界を思わせる・・・・。

東屋にはどこかの老人施設の人達が、お散歩に沢山集合し談話している。

海岸から少し距離はあるが、心地よい風と日光がまぶしい。

ここはオニバスの自生地で有名で一度は観てみたいと思っていたが、ようやく初めて園内を訪ね
ることが出来た。あいにく子供が座っても沈まない大きさの葉っぱには、お目にかかれなかった
がオニバスというだけあって、異様なたたずまいの蓮の池だ。どこかのご婦人団体が足早に池を
めぐって観賞もそこそこに去っていった。「この看板、オニババーズだわ!」と、まるで自分達
のことの様に他愛も無い、オヤジギャグ顔負けの雑談をしながら、たちまちその場から消え去って
いった。

母子連れのザリガニ釣りは収穫がないらしく、ポイントをせわしなく変えては糸をたれている。

自転車を手押ししながら散歩する爺さんに、連れてこさせられた幼い孫の坊やの手には、プラス
チックの透明な虫かごにドでかいトノサマカエルが一匹入ってる。
とぼとぼ爺さんの後ろをついていきながら、なにやら呟いている。
「ほんとうに逃がさなきゃいけないのぉ・・・?」

傍で微笑ましくみていたら、ご丁寧に爺さんがこの公園で捕獲してペットにしたが、バアサンが
気味悪がってねえ~とかなんとか解説してくれた。 

この巨大カエル。もし、この子がもうちょっと大きくなれば、良い教材になっていただろう。

はからずも自分の中2の頃の思い出が蘇った。
夏休みの絵の宿題でキャンバスをかかえて、里山を歩き回りあまりの暑さで喉を潤そうとお寺の
裏の池に下りたところ。ヒキガエルかと思うほどの大きいサイズのトノサマガエルが居た。
しかも死んでいる。 スケッチが目的の筈が、偶然にも、とんだお土産をしょいこんで勇んで
4キロ程の家までをナイロン袋に仕舞い込んで持ち帰り、すぐさま骨格標本にした。
製作過程は意外と簡単。洗面器の中で茹でて煮魚風に骨を取り出したのだ。
臭い、ともかく臭かった。作業中ではなくナフタリンを入れた菓子箱に骨を蒼い下敷きに接着剤
で標本にしたのだが、ついでに皮も記念にとくるくる巻いて保存しておいた。
今思うと、もっと工夫して学校へ工作の宿題を提出すればいいものを・・・・。当時、一緒に
手作りの天体望遠鏡をこしらえており、そっちが主題でカエルの骨格標本はほんのオマケの気分
だったからしょうがないのだけども。後日夏休み明けに、別の女生徒が、なんと蝦蟇蛙の特大の
骨格標本を、ご丁寧にも骨の名称解説や捕獲した経過の観察ノートまで添えた研究成果で出品して
いた。
負けたね。このときは完敗だった。そりゃそうだろう、オマケと比較しては歯が立たない。
昇天してしまった蛙にゃもうしわけないが、自分としては大変お勉強になった。いろんな意味で。


こんどの月曜日には、新潟と金沢で同時期に開催中の『人体の不思議展』を娘と観賞しに行こうと思う。
(金沢21世紀美術館8月14日まで無休で開催中)

七尾市のフィッシャーマンズハウスまで、遠出の足を伸ばしフィッシュ&チップスとフルーツトマト
をほおばりながら、ついさっきのオニバス池の景色と、遠い過去の蛙に思いをめぐらした。