反核
1988年5月発行、RAP通信Vol28、同7月発行Vol29では
メンバーによる反核メッセージが寄せられています。
RAPなりの「若い女性の立場からの反核」のメッセージでした。
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最近”原発NO!”の広告記事が多いでしょ?
とても気になって
”ゲテモノ食い”って言われるほど何でも食べちゃう私が
自然食品専門店に買出しに行って
ほとんどそこのモノだけを利用しての食生活をしています。
タバコも日本産業のものだけに限っちゃってるし・・・
(ツマンナイけど)
雨もコワイ。
若ハゲの原因って毎日のシャンプーのせいだけじゃ
ないんじゃないの?
なんだか暗い話でゴメンなさい。
でも今気にしているコトのNO1はこういう事なので・・・
ARUGA
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チェルノブイリの原子力発電所で大爆発が起きて
2年ちょっとが過ぎました。
謎に包まれて抹殺されてしまった事実は
一体いくつあるのでしょうか?
最近、反原発、原発NO!と皆が叫んでいますが
私は、あまり原発についての知識がありません。
でも大変危険で恐ろしいものだという事は知っています。
(これだけじゃいけないんだろうなぁ)
今、世界の国々は原発をストップする動きが出て来ているそうですが
わが国日本は、なんと
原発をどんどん作ろうとしています。
万が一事故が起きて
何の心配事も無く幸福に暮らしている毎日が
来なくなるかも知れないと思うと
何だか本当に嫌になりますよね。
私のような凡人には
毎日楽しく暮らす事位しかないんだからさ。
こんなちっぽけな望みも奪ってしまう様なものは心底嫌いです。
KAORI
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反原発運動は原発への基本的理解がないまま
ムード先行しているとか電力の大手企業から言われるけど
それだけじゃないんじゃないかな?
原発の危険性はチェルノブイリの事件もあったし
多少の事は誰でも知ってるでしょ?
まぁ、こんな運動位で狂っている世の中が変わると思わないけど
本当の事は”表現の自由”として表に出して当然だと思う。
原発だけじゃなく、核とか戦争とか
耳にするのでさえ嫌な気持ちになる。
その”嫌な”言葉以上に恐ろしい事実が
目に見えない所で進められているなんてゾッとする。
ただ私たちは、こうやって好きなバンド活動したり
愛する人やモノに触れたり考えたりする
自分の人生を安心して過ごせる世の中であって欲しいと願います。
ARUGA
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自分の命を奪おうとする大嫌いな人からのプレゼントは
死んだって受け取る事はないだろうが
電気は私たちにとって無くてはならないもの。
けれど、その電気の何割かは、
あの忌まわしい原子力発電所で作られている。
私たちが必要とする事を知っているからこそ
どんどん原発は増え続け、
私たちが、そのプレゼントを受け取るからこそ
奴等は「原発NO!」の悲鳴にも耳を貸さず
大手を振って歩いている。
電気が余っている・・・とは言っても
それはほんの少しであって、
全ての原発をストップさせられるほど余っているわけではないのだ。
都内や都市部に住んでいる人ならば気付いていると思うが
もはや日本の(東京の)夏は
風鈴の音で涼むなんて不可能だ。
自然の気温にプラスして部屋を冷やす代わりに外に放射する熱で
クーラーの無い家はたまらない。
中にはクーラーをかけるのが癖になっている人もいて
大して暑くない筈の日さえも
恐ろしく過ごし難い日になってしまう。
多分クーラーの需要と同じに気温はどんどん上がるだろう。
そのうちクーラーの無い家は無くなるだろう。
電力会社のほくそえむ顔が浮かぶと思わない?
だからこそ、平気で新聞にデカデカと
いかに資源が乏しい日本に原発が必要だとか
原発は安全だとか広告を出せるのだと思う。
「原発NO!」がファッション化している今日、
反原発を利用して金儲けをしようとしている輩も出て来ている。
けれど、ほとんどの人は切実に命のレベルで
それを叫んでいるはず。
今まで以上に声の限りに「NO!」と叫ぶと同時に
自分の周りを見渡して
ほんの少しの電気も無駄に使うのを止めようよ。ね?
省エネや電気代云々だけではなく
これ以上、原発が増えるのを止めさせる為にも・・・
いくら口で唱えても、私たちの生活態度が
知らず知らず奴等を太らせている事になりかねない。
一人一人の生活を見つめなおす事が
まず一番身近で、最初にやるべき
反原発運動だと思う。
ROUGE
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それから18年の歳月が経ちましたが
相変わらず私たちは電気を無駄に消費し続け
気温は上昇しヒートアイランド現象に苦しんでいます。
その反面、ファッション化した反原発はなりをひそめ
「オール電化」がもてはやされる時代になりました。
この問題に関しては原発云々だけでなく
色々な要素が絡み、色々な対策がとられてはいますが・・・
こういった社会的活動だけを取っても
「RAPが解散せずに、ずっと活動を続けていたら
もう少し、マシな世の中になっていたのでは?」などと
思ってしまったりしています。
RAPが解散という道を選ばなかったなら
その人気も知名度も影響力も、
その当時とは比べ物にならない位大きくなっていった筈ですから。
とはいえ、「自分の事」を彼女達に託しているだけだった
当時の私自身を今は恥じています。
勿論、彼女達の事ですから、
解散後も、そして今現在もきっと
各自で様々な事に心を痛め、
自分達なりの方法で訴え続けていると思います。
それが「RAP」というバンドのメンバーなのだと思います。
6月4日 新宿アンティノック
対バン:MARIA A、シャムズ 菊
7月13日 新宿JAM
対バン:アップテスト
8月21日 新宿アンティノック
他に、この時期、宝島のビデオ収録の為の公開録画GIG
(オールナイト)と
その翌日に「100Club」主催の反核GIG(野外)に出演。
残念ながら詳しい日にちは資料が残っていません。


