ROUGE インタビュー
「100CLUB」より(抜粋)
ーMISAさん脱退の後、ライブはどうしていたんですか?-
ライブは一応、その後2つ入っていたんです。
まず大阪があって、その後にLAMAMAがあったんですよ。
その時、急遽RAPの曲を叩けるっていったら
リザードのシノブ君しかいなくて
リザードとはよく一緒にやってたし覚えのいい人だから
突然言っても叩けると思ったんで頼んで、
その後はマネキンノイローゼのキンタさんにやってもらって。
ーじゃあ、その関係で今度KINTAさんの加入になったわけですね。
KINTAさんが入ってRAPは変わりますか?-
基本的に変わりませんがドラムがタイトになりましたね。
ーKINTAさんとの付き合いは古いんですか?-
そうですね。RAP始めて間もない頃、マネキンノイローゼに一
緒にやらないか誘われたんですよ。
KINTAさんがGIGを見に来てくれて。
結局スケジュールの都合で一緒に出来なかったんだけどね。
その後リザードと一緒にやったとき、それ見に行って
飲み会も一緒に行って話をして。
ーMISAさんが抜けた後、メンバー募集に必ず「女の子」って条件が入ってましたよね
その辺こだわりがありますか?-
まず一番最初に結成した時点ではね、
私達全員、女の子とバンド結成した事無かったんですよ。
男の子とやるとね、例えば私が女の子の事について歌いたいと思った時
結構他の(男の)メンバーがね、なんか障害になったり(笑)
だから女だけでやった方が、もっと素直に自分の中の女みたいなものが
出せるんじゃないかって思ったんですよね。
ーやっぱりRAPは女の子4人でしか出来ないバンドなんですねー
そうですね。バンドの形態としてっていうか、やって行きかたとしては
別に女の子を意識しているわけじゃないんですよ。
女の子バンドだからどーこーのっていうのはしたくない。
ーいわゆる「売り物」にはしたくない?-
そうそう。ただ歌っている内容とかは、やっぱり、男が女の事歌っても
「わかりもしないくせに」っていう感じがあるでしょ?(笑)
女が女について歌う方が説得力あるし、
自分の中でまた新しく発見出来るかもしれないし。
ーそうですね。割と女の子の気持ちみたいな歌がありますものねー
うん。気持ちっていうかね、女の子自体が忘れている事を歌いたいな。
自分自身も最近気付いた事があるんですけど、
そういう事をこれから歌ってみたいなって。
前にもね「堕胎」って曲があったんだけど・・・
ー知ってます。好きでしたー
そういう子供を産む事に関してのね、考え方とかにね、最近・・・・
堕胎とは別の意味でね・・・
妊娠してる時がね、一番女の人の本当の姿なんじゃないかと。
女の人っていうのは生まれた時から子供を産むっていう風に出来ているでしょ。
やっぱり命にしてもね、女だからもっとよく考えられるんじゃないかな。
例えば反戦とかにもそうですし。
やっぱり自分が命生み出していく身体でしょ。
だからそういう事にもっと神経質になった方がいいと思う。
ー今出てる「IND’S」のインタビューで
「原盤管理がキチンと出来るのであればメジャーでも構わない」って読みましたが
あまりインディーズにはこだわりが無い?-
そうですね。バンドの姿勢に対して
とやかく言われないなら何処でもいいです。
うちはニシキがギター弾かないとRAPじゃないし
KAORIがベース弾かないとRAPじゃないし。
曲の作り方に対しても何か言われたら嫌だし。
うちとか大して音とかオリジナリティがあるわけじゃないから(笑)
他のバンドと違うのは考え方というか個性っていうか
それ崩されないなら、何処でも。
ー予定では12月ごろに次のレコードを出すって聞いたんですがー
ミニLPで6曲位なんだけど、大体イメージがすごい・・・・(笑)
・・・強いて言えば命の事なんですけど
バビロニアの神話でイシュタルっていうのがいるんですけど。
その女神っていうのは豊穣の神で、
あと全てのものを生み出す子宮みたいなそういう感じなんだけど・・・・
例えば命を破壊するものに対しては戦いの女神になるのね。
イシュタルっていうのが私の理想の女性像なんです。
そのイシュタルが私の中に宿ったという仮定から歌っています。
ー具体的に言うと?-
「ランドスケイプ」っていう曲は、現実に対して疲れてしまった人に
「今は落ち着いて眠りなさい。もっと落ち着いた心になって
もう一回生まれ変わって来なさい」みたいな曲。
あと「ヒステリア」・・・タイトル曲になると思うんですけど、
これは女の子に対する呼びかけで、例えば女の子は生理の時とか
理性とは関係ないイライラとかあったりするでしょ。
正常な時は笑って誤魔化せちゃう事でも、そういう時は許せなかったりするわけ。
そういうどうしようもない苛立ち、生理的な嫌悪感みたいなものがあって
逆にいえば巧い言葉言われて頭ではいいな、と思っても子宮
・・・ヒステリアは許さない。
その良心がね、ヒステリアなわけね。ヒステリアから指令される感情が
時として自分の良心であると。
ー戸川純の「玉姫様」の真面目版というか・・・-
そう(笑)やっぱり生理的なものってあるから。絶対やっちゃいけない事とか。
例えば人殺しとかでも「しちゃいけないからしない」んじゃなく
「したくないからしない」んでしょ。
そういうのって本能でもっているものだから。
あとは「マタニティーブルー」って曲で、それはRAPに珍しい反核の歌なんだけど
放射能の雨が降ってね、妊婦が雨を浴びちゃうのね。
どんどんノイローゼになっていって、お腹の子には未来が無いんじゃないかって。
最後に結末なのか夢なのかわからないけど、自分の子宮をね
ナイフで切り裂いちゃうという・・・・
ー大抵1つの物語を作ってそこから曲にしていくんですか?-
そう、だから1つ1つの曲が話を作れる位、コンセプトを練るんです。
だから1曲にすごい時間かかっちゃう(笑)
ー先に詩を作ってそれに曲を合わせるんですか?-
えーとね、一番最初に、いくつも詩っていうか、コンセプトを持って行って
それに合わせて曲を作ってヴォーカルをのせて。
ー最後にファンの皆さんに一言お願いしますー
んー。先入観にとらわれないで欲しい。
噂とかデマとかすごい多いんですよ。
だからね、そういうの聞いたら本人に確かめてくれればいいし。
基本的に質問とかには答えてますんで。手紙もね、時間が許す限り
・・・時間かかるかも知れないけど、絶対返事書きますんで。
