「RAPOUT」発売
RAPは3rdEP「RAPOUT」発売記念GIGなどのプロモーションも出来ない日々を送っていました。
しかし、やはり「RAPOUT」も前3作同様、快調なセールスを記録しました。
1986年8月発行RAP通信Vol12より
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「私の内側のRAPOUT」
知らない間に3rdが発売されていて、Ds募集中の私達は、
結局発売記念GIGも出来ぬまま現在に至ってしまった。
可哀相な3rd。
ある意味で第1期の私の遺書。
少なくとも、あれを書いた時点ではそうしたかった。
ROCKシーンにおける幻想の崩壊、
それと戦うべき自分の弱さを知ったと言うか・・・・
大切なのは勝つ事ではなくって、負けないって意識を持つ事だけど・・・
終わりの見えない戦い。そして戦火は広がっていく。
その挙句、私は幾人かの友人を失ってしまった。
彼らの1人は、まるで
「同じ殺人で死刑になるなら何人殺したっていいじゃないか」
とも、とれる意味の言葉を吐き捨てた。
勿論、人殺しなどした訳ではないが・・・・
他人を裏切る事が当たり前の日常になってしまっている。
私の言葉は彼らに届かずに地面に落ちた。
彼らにとっては重量オーバーなのだ。
音楽で人を変えるとか、そんな大それた事は考えていないけれど
BANSHEEという精霊は死人が出る家の窓の外で泣いて知らせるという。
そんな存在に私は魅かれる。
3rdは、いわば「飾り窓」その後。
1stでガラスの割れる音を聞いたでしょう?
私が巧く飾り窓から抜け出せたら、あなたの窓ガラスを叩いて知らせるわ。
皆、目の前のガラスに気付かず、あるいは知らないふりをして生きている。
そして、それは、とてつもなく歪んだガラス・・・・
「NOT FOR SALL」では、私は過去に戻る。
学校時代、私は先生の言う「できそこない」だった。
高三になると進学や就職の為に、皆、同じ仮面を被せられた。
けれど、それが一体何になるの?
人間の価値なんて何ではかるの?
いつか見たピンクフロイドの「WALL」みたい!
私は例え「出来損ない」でも”加工されていない私”でいたかっただけ。
それは卒業し随分経った今でも変わらない。
誰もが信じられなくなっても、誰も信じてくれなくても私は私。
自分の良心に忠実でありたい。
最後に「LEGEND」
私はいつも、ありったけの思いを込めて、これを歌う。
人魚姫の悲劇は声を失くしたことから始まった。
そして私達の過ちも「見て見ぬフリ」の沈黙の結果。
友情をはき違えてなるべくカドが立たないように・・・・
もう繰り返さない。
言葉って本当に大切だと思う。3部作を終えて身に沁みて思う。
例え今は伝わらなくても私は私なりに精一杯アプローチするつもり。
その勇気をくれたのは、ライブに来てくれたり、
曲を聴いてくれている皆。
ありがとう!
我儘を言わせてもらえば、3部作続けて聴いていて欲しい。
2nd, 1st 3rdで曲順も変えたら、ある1つの物語。
どういうプロットかは聴く人の受け取り方で違うけれど。
もう一つ。
より身近に感じたい人はヘッドフォンでどうぞ。
特に「LEGEND」はね・・・・
(ルージュ)
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