RAP「WRAP」レコーディング
DOLL1985年10月号を参考に。
7月5日新宿にあるスタジオ・ディグにて。
BAND経験は豊富な彼女達ですがレコーディングは初体験。
「とにかく緊張した」そうです。
途中はしゃぎすぎてモモヨに怒られたとか(笑)
レコーディング方法はライブ感を出すために
あえて8トラック(EP全てがそうだそうです。HYSTERIAのライナーでモモヨが書いてました)
ほぼライブと同じ「一発録り」で、それにSEなどを加えた
簡単な手法だそうです(メンバー談)
ライブとレコードの差はないものの、本番勝負だったので
余計緊張したとか。
それでも「ライブとレコードの差がない」というのは
ライブバンドとしてのRAPには必要不可欠で
今思えばモモヨのプロデューサーとしての腕を感じます。
EP用に「RockMagazine」「アクシデンツ」「飾り窓」
それとオムニバス用に「DA・TA・I」「MACHINE」「LOVESONG」
「RockMagazine」「アクシデンツ」は
元々ライブで人気の高かった2曲。
「RockMagazine」はルージュがRAPの前のバンド
(後にリザードのメンバーとなる人達とやっていたバンド)の曲をRAP用に作り直したそうです。
「アクシデンツ」はニシキ作。やはり前のバンドの為に作った曲だそうで、ダムドの曲のリフを効果的に使っています。
その為、この曲だけを聞くと「ダムドのコピーバンド?」と思われたりしたそうです。
「飾り窓」はEPの為にルージュが書き下ろしたそうです。
歌詞にあるように、高速道路で事故を目撃した時に突然、詩とメロディが浮かんだそうです。
オムニバス用の3曲はレコーディングされたものの、
オムニバスは発売中止になったそうで、
後にファンクラブである「RAPARMY」会員限定に発売された
ビデオの中でのみ聞く事が出来ます。
(ちなみに私は持ってません。涙)
「RockMagazine」はROCK雑誌を否定している曲なのですが、
皮肉にも、RAPは、DOLLの森脇氏に見初められた事からもわかるように
業界ウケのバンドでした。
ライブの模様はPUNK系のROCK雑誌だけでなく、
「ぴあ」や「シティーロード」などの情報誌でも絶賛され、
派手でセクシーな衣装もあって男性誌からのインタビューも多数受けました。
「フォーカス」系の雑誌の表紙を飾ったりしました。
(男性誌の写真やインタビューに関してはルージュは「嘘吐きばかりだ。事実と違うことしか書いてくれない」と、立腹してました。その後は取材の全てを断ったそうです。)
後期には、RAPのメッセージ性、演奏力の高さを評価され、
当時、インディーズを全く取り上げていなかった
「プレイヤー」などの雑誌にもよく取り上げられていました。
RAPがインディーズBNADのメジャー誌への進出の突破口を作ったのかも知れません。
そして、「WRAP」はみごと発売同時にチャートの2位を飾り、
後の3部作~アルバムへ続きます。

