息子が生まれて5年と2ヶ月


裁判を始めて4年半


すごく長い時間がかかってしまいましたが、


本日、息子の件の医療裁判が判決を迎えました。



医療裁判は、

原告が勝訴する確率は20%と言われており、

原告に不利、勝訴は難しいと言われている中で、


私たちの主張が認められ、

全面的に勝訴ができたことを嬉しく思います。



今日まで支えてくださったたくさんの方々に

感謝の気持ちでいっぱいです。



私たちが裁判を起こした理由の一つは、


息子のように亡くなる赤ちゃんを1人でも減らしたい

再発防止に役立てて欲しい


というものでした。



息子の死亡の直接的な原因は


吸引分娩による帽状腱膜下血腫の発症とそれに対する管理不足でした。



本日の判決結果は、


丸レッドガイドラインに違反するような無理な吸引分娩は重篤な結果をもたらす可能性があること


丸レッド吸引分娩で生まれた赤ちゃんに対して、丁寧に観察する必要があること


丸レッド赤ちゃんの体調に異変があれば、直ちに医師に報告し、適切な治療を行える施設へ早期に搬送すること



これらを裁判所に認めていただけたものと理解しています。



文字にするとすごく当たり前のことに感じますが、

現にこの当たり前だと思われていたことが

できなかった結果が息子の死でした。



これらを、今一度、再確認していただいて、

緊急時の体制づくり等、

再発防止に努めていただきたいです。



私たち家族は、もう2度と息子に会うことができません。


だからこそ、息子が11時間半という短い生涯の中で残したメッセージを皆様にお伝えすることで、


これから出産される方々に対して、


出産について知ってもらって、

自分がどのような分娩方法を選ぶのか、

自分がどこの病院で出産するのか、


色々とよく考えて後悔のない選択をしていただきたいです。



今日の判決結果が、


これから生まれてくる赤ちゃんを、

1人でも多く救うことに貢献できることを

心から願っております。



今日まで、ブログを通じて、

お声をかけていただき、

たくさん支えてくださって

本当にありがとうございました。




⬇️提訴前から取材いただいていた記者の方に書いてもらった本日の記事をリンクで貼ります。


ABCニュース