赤薔薇いつもアクセス、イイね、コメント、メッセージをいただきありがとうございます。
メッセージにつきましては、順にお返ししているところですので、遅くなって申し訳ありません。

本日は、息子の出産に際して、無痛分娩を選んだことについて、私なりの思いをまとめたいと思います。
病院に関することなので、アメンバー限定とさせていただきました。


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不妊治療のクリニックを卒業するときに、私は、無痛分娩を希望していると伝えました。

すると、先生から、
「○○病院にしますか?」

と聞かれたのですが、私は、息子を亡くした原因となった産院を伝え、そこに紹介状を書いてもらいました。


なぜそこの産院にしたのか。

それは、私の小学校からの大親友が医者で、その子やその子の周りの医者もそこで無痛分娩をしていると聞いたからです。

「二人目を産むならどこ?」って聞いたときにその病院を答えていました。

また、その病院は車で5分もたたないところに大阪で1、2の大きな病院があり、何かあればそこに搬送してくれると聞かされていました。

それは、その友人からも、実際、産院の先生から言われていました。
ホームページにも協力病院と書かれてありましたが、私の出産の後、その記載が消されていました。

そして、実際には、その病院には搬送してくれませんでした。
ドクターカーはそこの病院から来てくれましたが、、、
近くても受け入れてもらえなかったし、病院も1番にそこの病院ではないところへ連絡をしていました。


8時2分に出産後、医者はすぐに帰ってしまい、夜間は医者のいない病院でした。

夜間は助産師2名体制で、産後、4時間の間の息子の記録はカルテに一切記載はなく、12時過ぎに助産師が急変に気づいてから医者に指示を仰ぐため電話をしていますが、医者は見に来ず、保育器に入れられただけでした。

助産師ですら、息子をちゃんと見てくれていたのか怪しいものです。

そして、その後、2時間後に助産師がもう一回医者に連絡し、30分後医者が来て、そこから搬送先の病院を探し始めました。

その時点で私は初めて医者から状況を聞きましたが、その時みた息子はすでに全身ま紫で、筋緊張もなく、だらりとして、素人目にみても、
やばい!とわかりました。

そこから搬送先を探すのに1時間近くかかり、搬送されたのは、急変に気づいてから4時間以上たっていたのです。

ドクターカーが来た時点ですでに末梢からバイタルがとれなかったようで、
搬送先の病院についた時点では、瀕死の状態で、救命は難しいと先生は一瞬で判断したとおっしゃっていました。

何とかたてなおしてもらって、私が到着するまで心臓を動かして生きて待っててくれましたが、搬送から約3時間で亡くなってしまいました。


これが息子が亡くなるまでの経過でした。



病院の対応に対しての私の意見は今後のこともありますので差し控えますが、

息子が亡くなったのは無痛分娩のせいではなく、吸引分娩が原因です。


無痛分娩を選択したことに後悔があるかと言われたら、正直に言うとあります。

それは無痛分娩が悪いのではなくて、
そこの病院で無痛分娩をしたこと。

いや、そこの病院を選んだこと自体に大きな後悔があるので、そこの後悔が1番大きいです。

無痛分娩だったから、そこの病院では、出産時に後回しにされたのではないかとか、無痛分娩そのものよりも無痛分娩を扱う人間の姿勢の問題のように思います。

無痛分娩でなかったら、吸引分娩にならなかったかもしれない。
そしたら、息子は帽状腱膜下血腫にならずにすんだ。
そしたら生きてた。

これはずっと残る後悔だと思います。

でも、帽状腱膜下血腫自体は、普通分娩でもあり得ることで、無痛分娩だと吸引分娩になる可能性が高いからリスクはあがるのかもしれません。

でも一般的に吸引分娩は行われていることですし、30年前に吸引分娩で産まれた私自身が何の障がいもなく生きているので、吸引分娩そのものが悪いわけでもないと思うのです。


じゃぁなぜ息子は死んだのか。
息子は不運だったのか?
息子の頭の血管が弱かったのか?
私の何かが悪かったのか?


それも何か違う気がします。


なぜなら、大きな病院の小児科医2名と産婦人科医2名、クリニックの先生に帽状腱膜下血腫で亡くなった人をみたことあるかと聞いたら、大きな病院で出産した事例では0で、亡くなった赤ちゃんは搬送されてきたこどもばかりだったと言っていました。

つまり、帽状腱膜下血腫自体はお産中の事故で、人間の手によってでしか起きないものなので、やっぱり起こるということの背景には何かまずい、いい加減な管理やリスクに対しての甘さがあるのではと思っています。


本当の確率はわかりませんが、
たとえば、100人が吸引分娩をあの病院で同じようにやったとしたら、99人まではセーフだったけど、1人は亡くなった。

でも99人もきっとたまたま運が良かっただけで、まずいこと、強引なことが背景に隠れていたのではと思っています。

詳しくはまだ言えないことも多いので、分かりにくい文章でごめんなさい。


長々書いて、何が言いたいかと言うと、
無痛分娩自体は選択して良かったと思っています。

でも、やる病院を間違えました。
やるならきちんと管理されたところでやるべきなのです。

でもそれって、普通、カルテの中身とかお産のやり方とかって事前に調べませんよね。

だからなかなか見えないんです。

だからこそ、自分でもっとちゃんと勉強して、おかしいときにおかしいって気づけるようになっておきたかった。

無痛分娩のやり方に対して、もっとちゃんと聞いて、本当に大丈夫なのか、突き詰めて考えるべきでした。

安易に、病院側の説明だけを良いように解釈して信じていました。

無痛分娩の説明会でも、1度も事故がないとか、母体に体するリスクの説明の中で、麻酔に失敗しても対応できる訓練を助産師もしてるとか聞かされて・・・

でも無痛分娩で初産なら50%が吸引分娩で、ほとんどが会陰切開をするとも説明を受けていたので、その裏にあるリスクは全く聞かされてなかったですし、私自身も考えつきもしませんでした。



それから、出産時にいい子ぶって我慢したり、遠慮したこと。
これも大きな後悔です。

お産は母子ともに命がかかってるんだから、怒られたり、ワガママとか嫌な患者とか思われても、気になることを伝えて対応してもらうべきで、我慢すべきではないのです。

こんなところで、いい子ぶって八方美人を炸裂させてしまって・・・
何の良いこともありません。

でも、私は、みんな忙しいだろうなぁって
勝手に推察して、ナースコールを押すのを何度もためらいました。

自分の身体のことは、自分でしか伝えられない。
赤ちゃんのことも、母体である私しか伝えられなかったのに。

無知と遠慮は命取り。
これを学びました。


これから出産される方や妊娠を希望されている方に不安を煽りたい訳ではないのですが、少なからず私みたいな不幸も起こり得るし、防げる事故だと思うので、どうか後悔のない選択していただいて、赤ちゃんを産む皆様が母子ともに健康であることを心から願っています。