小説「最後の手紙」 記憶 | *Natural Mind*~ 自分らしく生きていこう~

海に投げた携帯は


波の中へ吸い込まれていった


有里ともう会えないかもしれない・・・


急に


胸が苦しくなった



あたしと有里はずっと一緒にいた


一緒に学校にいった


親友だった・・・



いつもなんでも相談したのにね・・・



ごめんね・・・有里



あたしが進一さんと結婚するとき


喜んでくれた



有里なら幸せになれるって


笑顔で言ってくれた言葉が



そうなるようにがんばってきたの



有里の言うとおり



幸せだった



でも・・・



その幸せを壊してしまった




この子のために・・・・




有里には、いつもなんでも相談していたのにね



有里は今頃



進一さんのもとで



あたしのことを聞いて



どう思うだろう・・・