小説「最後の手紙」あたらしい命 | *Natural Mind*~ 自分らしく生きていこう~

今年の春は、まだ冷たい風


潮風でなおさら寒い


有里にあんな手紙を書いて送ってしまった


昨日あった有里は、あたしがこんなことするわけないって思うだろうな・・・


ごめんね・・・有里・・・


今のあたしはこうするしかなくて


落ち着いたら、会いに行こうって


許してくれないだろうけど



カバンの中から着信音が聞こえる


有里からだ・・・


思わず手は電話をとろうとする


まだ・・・だめだ



今度かかってきたときに


思わずでてしまうかもしれない


今のあたしには


携帯なんてそもそもいらないのよ


携帯を握りしめると、海に向かって 投げた


有里ごめんね


たくさん不安にさせてるよね


でも 



もう少し待って



もう少しだけ