小説「最後の手紙」 プロローグ。あたしは、今、親友の有里に 手紙を書いている。 あたしが書く手紙は、最後の手紙 最後に受け取るのは 有里へと決めた。 この手紙が有里に届いて あたしの最後の手紙を読む顔を 思わず想像してしまう あたしの目からは 大きなしずくが こぼれ落ちた 「親友なる有里へ」 「有里、ありがとう。 そして ごめんね」 「あたしは・・・」 「これから死にます」