はい。またおじさまの「ないものねだり」だ。
今度はF1ですか。
しかも「ザクスピード」だあ?
ザクスピードって昔のDTMで大暴れしていた?
あとフォードカプリでレースやってた・・・
うむ。どれも同じザクスピードですが、今回はF1。
ザクスピードってF1もやってたんです。
あまりにも酷い成績でスポンサーが降りてしまって活動出来なくなりましたが・・。
そう。
鈴木亜久里氏が89年に実質デビューし、注目を浴びたが何と全戦予備予選落ちと言う
偉大過ぎる黒歴史を産んだのがザクスピードF1なのです。
スゴイ。何がスゴイってF1には弱小チームはワンサカありました。
かつてタミヤさんがスポンサードした91年のロータスも弱小チームに成り下がってたし、徐々に勢力を失ってくミナルディやティレル、アロウズもブラバムもソレです。
でもこいつ等はまだレースによっては入賞したり、奇跡的な走りでトップチームを追
い詰めたりする事もありました。
しかしザクスピードは殆どの方は決勝で見た事がありません。
なぜなら予選で消えるから・・・・・・・。
ミナルディが可愛く見える。
そんな入賞・完走どころか決勝すらまともに出れなかったクソチームとクソマシン。
ですが、そんなクソ案件を当時のハセガワさんは「立体化」してしまうのです。
まあその背景には「鈴木亜久里の乗るマシン」と言う事でモデル化に踏み切ってるのでしょう。
翌年には「ラルースLC90」がキット化されます。ここまでは良かった。
しかし、その路線にこだわり過ぎたあまり、びみょーーーーーーーなF1マシンキットが連発されます。
まあそれは別の機会に。
さてそんなザクスピードの89年マシン。最大の特徴。そしてウィークポイント。
ヤマハのV8エンジン「OX-88」
日本のF3000を席巻したヤマハがF1に向けて開発したエンジン。
しかし一年目と言うのもあり信頼性が無く、これがアシを引っ張り、最終的にはザクスピードのF1活動すら終わらせてしまうのでした・・・・
ヤマハも一時的に撤退。
しかし一年のブランクを経て何とV12エンジンを開発してブラバムチームに供給したのでした。
この時V8エンジンの方も実は開発は続けられており希望するチームがあれば無償供給出来ます。と言うハナシがありました。
ええ。どこのチームも手を挙げませんでした・・・・・。
流石に全戦予備予選落ちるような信頼性ではね。コスワースやジャッドの方がマシだったでしょう。
でも今になって思います。
この実は開発が続けられていたV8エンジンを使うチームが現れ、熟成させて行ったら・・。
コンパクトなエンジンだったので面白かったと思うのです。
そんなヤマハV8エンジンがしっかりと付いてるのがポイントです。
色々な妄想しながら作りたい。
ボディラインも今見るとシンプルでカッコ良く見えます。
これは作ってみたい。
少し前まで「模型店の肥やし」の如く少し古い模型店に売れ残ってましたが、欲しい
と思う頃にはもう売ってません。
これはザクスピードヤマハを探す旅に出なきゃですね。