漢方だから安全、とは限りません。
体質に合わなければ
不調が出ることもあります。
飲めばすぐに体調が良くなる
というわけでもありません。
ここでは、私が実際に試してきた
漢方のあれこれを記してみます。
⸻
十全大補湯
疲労感と不眠に悩んでいた頃
最初に処方されたのがこの漢方でした。
1日3回、食前に服用。
最初の1週間で劇的に疲労感が改善したものの、
不眠は悪化し、お腹を壊すように。
胃もたれも始まりました。
別の漢方医に相談すると
「あなたには少し強すぎる」とのこと。
血行を促す作用があるため
夜に飲むと目が冴えるそうです。
(夜のコーヒーのようなもの、と
私は理解しました)
また、胃弱の人には
やや重い成分(地黄など)が含まれるので
食後に飲むか半量にするのがよいと
アドバイスを受けました。
午前中に薄めた十全大補湯を
飲むようにしてから
ちょうど良く効くように。
今では自分なりのバランスで
付き合っています。
今ではとても心強い味方です。
⸻
香蘇散
以前は風邪の初期に飲んでいましたが
気持ちの落ち込み対策として飲み始めたとき
数日後に軽い下痢のような症状が出ました。
そのまま様子を見ていたのですが
次第に下痢がひどくなりました。
一度服用を止めてみると下痢も治りました。
特徴としては
腹痛や不快感はまったくなかったことです。
どうやら身体の中の滞りが
一気に流れすぎたのかもしれません。
私の場合は気滞体質。
香蘇散が体内の気の巡りを良くしすぎて
一時的に“デトックス”のような
反応が出たのかもしれません。
数日間あけて少量ずつ
服用を再開すると問題はなく
体調も気分も安定しました。
“好転反応”や"めんげん"という言葉は
誤解を招くこともあるので
慎重に使いたいところですが
人によってはこうした変化もある、
という一例として。
⸻
十全大補湯も香蘇散も
どちらも私の体調や気分に
大きく関わってくれる大切な漢方です。
けれど、いつも優しいだけではない。
身体に合わない取り入れ方をすると
戸惑うような変化を感じることもあります。
私はそうした体験を通して
漢方との付き合い方、
自分の身体の性質というものを
少しずつ理解できたように思います。
次の記事では
婦宝当帰膠・小青竜湯・葛根湯について
さらに私の試行錯誤を綴ります。
👉 後半はこちら。

