前後ともにディスクブレーキを仮組みして DAHON Horize(2016)は現状こんな感じです。
…現在行っているカスタム作業について読者以外の方にも分かる様に説明しますと…
以前にHorizeと同じく406規格のセミファットタイヤ(20″x1.95″)を履くミニベロ ライトウェイ社グレイシアSW を内装11段・451化して私の愛車としていたのですが…余りにも乗る機会が無いため (´・ω・)
…バラしてフレームだけにしちゃいました…そして、その外した構成パーツ群…
手組み前ホイール(ハブ XT HB-M785 + リム ALEXrims R390 20(451)32H )
手組み後ホイール(ハブ Alfine SG-S700 + NEXUS用スプロケ18T+リム ALEXrims R390 20(451)36H )
ディスクローターは前後ともSLX SM-RT68 (…最新型160mmローターのアームとBR-M545が干渉したため 選択肢が無かった…)。
前後ディスクブレーキは機械式 BR-M545
Alfineクランク FC-S501(42T) とMKS COMPACT
等々を今回入手した駆動系の無いHorizeに可能な限り移植するといったものです。
では作業の続きです。
ハンドルバーの選定に悩みましたが…私が『ザ・フラットバー』と呼んでいるNITTO B2520AA(クランプ径25.4mm)が到着。
早速ハンドルポスト上部のQRにクランプしてみましたが…
ハンドルを左右に大きく切った時にヘッドパーツの回転がシブい事に気がついてしまいました。
前のオーナー様に質問してみると購入してからヘッドパーツ周りはイジられていないとの事(人・ω・) これは頑張るしか!!
と言うわけでWeb上にて以下の2点について情報収集。
①ハンドルポストの着脱方法
②ダホンのヘッドパーツのグリスアップ
①についてはhasirin.com様の”DAHONメンテナンス講座”の記事
②については同じく hasirin.com様の”DAHONメンテナンス講座2”の記事 とミニベロでGo様のヘッドセットの整備でひと苦労の巻
が非常に参考になりました。
必要な工具は10mmアーレンキー と 6mmアーレンキー と スプレーグリス
10mmアーレンキーなんてゴツい工具持ってないわ!!と慌てましたが、意外にも大昔に日曜大工センターで買った安物の自転車整備レンチセットに含まれており事なきを得ました。スプレーグリスはベアリングに対して評判いいワコーズのものを買ってみました。
M6アーレンキーでクランプネジを緩めて
M10アーレンキーでヘッドセットネジを緩めます。
ヘッドセットネジを取り外した段階でハンドルポスト自体をフレームから分離させる事が可能ですが…銅色のワッシャーも回収します。
外したヘッドセットネジとワッシャー
ヘッドセットネジにはグリスと緩み止め剤の両方が塗布?
フォークコラム内のネジ山にもグリス…
ハンドルポストをフレームから取り外し
上ワンのプラカバーも取り外し
プラ製のセンタースリーブ(Cリングっぽいヤツ)も千枚通しによるテコの原理でフォークコラム先端へと取り外すと…
やっとフォークを抜くことが可能です。
フォークを抜く際に下ワンプラカバーが落ちますので気をつけて下さい。
こんなのです。
やっとベアリング部とご対面です。ハミ出たグリスが見られます。
グリスを拭き取りますと色は真っ黒ではないのですが、粘度が低く固い感触です。
ベアリング部をグルグルと手回ししてみると特定の角度でゴリ感がかなりキツいです。
できればベアリング球自体の安否やワン内のコンディションも確認したいのですが…片ワンにつき34個のベアリングが飛び散る可能性とサークリップの着脱・再固定の難易度の高さから諦めます_(:3 」∠)_
養生してグリスをベアリングの隙間にスプレー。溢れたグリスはベアリングを回転させるとその隙間に入り込んでいきます。
その作業を4回も続けると、劇的に手回し時のベアリング回転が軽くなったのですが…グリス自体が全部流れ出たのでは?と不安にもなりました。スプレーグリスが固形化するまで多少時間がかかるそうなので、時間と共に回転時のフィーリングは変化するものだと思われます。
下ワンも同様の作業を行うのですが…ヘッドチューブをひっくり返すとちょうど上ワンを裏側から見ることが出来ます。
サークリップの間隙からグリスが浸透することを期待し裏側からもグリススプレー、時間を置いてからチューブ内にハミ出している旧グリスを拭き上げます。まぁおまじない程度の効果でしょう(・ω・)b
下ワンも同様の作業を行い、コラムに薄くグリスを塗ったフォークを下ワンから再挿入します(下ワンプラカバーを忘れずに…)
長くなったのでハンドルポストの再装着は明日以降に記事化しますφ( ̄Д ̄ )