五台目の自転車 組み立て㉒ 土曜日はプロショップに… 後編 | RT's blog side.C

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やって来ましたプロショップ!

一条アルチメイトファクトリー箕面 です。
このショップに決めた理由ですが…
大体家から45分の距離で割と近郊なこと、DISCマウントフェーシング(平行面出し)処理の紹介と料金が書かれていたことが決め手でした。

駐車して自転車を降ろそうとしていると、店内から若い店員さんが駆け寄ってくれました。
ミニベロを扱ってるようなお店ではないので、入店して変な注目されたくないなと思っていたので、これ幸いと『後のディスクブレーキを取り付け依頼なんですが…』と言ってみました。
若い店員さん『申し訳ないのですが…、その手の作業は当店でお買い上げのフレームとパーツの組み合わせでないとお受けしてないんですよ…作業後のトラブル防止のためでして…はい』

炸裂!プロショップと相性悪い病

ブログ主は普段から強面でもクレーマーでも輩でもないんですが(よく観光地でカメラシャッター押すの頼まれる。何気に道や時間を通行人に聞かれる人ですw)、今回は流石に必死に頼み込みました。
『取り付けでなくディスク台座のフェイシングだけでもお願いしますだ』
『HP見てきたんです~』
『作業後のクレーム絶対入れないって誓約書でも何でも書くから』
『駄目なら 他にフェイシングシてくれそうなショップ紹介してくだしゃい』


若い店員さんに40男の必死さ(気持ち悪さ)が流石に伝わったのでしょう(;´Д`)上司らしき人を呼びに行ってくれました!上司らしき店員さんにもカクカクしかじか、作業後にクレームとか絶対入れないから云々と懇願。

上司らしき店員さん『僕らフェイシングでって通常0.2mm程度削って調整終了な精度のフレームしか扱ってないんで、もし持ち込みフレーム(の台座)がとんでもない精度なら時間も料金もそうとうかかりますよ?』

ブログ主『1万円で足りますか(;・∀・)』
上司らしき店員さん『そんなには…(大苦笑)』と作業を受けてくださる流れになりました。

以下はサクッと書いていきます。

すごい整理整頓の行き届いた作業スペースです。

パークツール製ではなく2穴いっぺんに削ることが可能な専用工具。通常は動力に電動ドリルを接続して作業されるそうですが、(得体のしれないフレームのせいか?)あえて人力で作業されていました…結構なアルミ削りカスが出てました!(゚Д゚ノ)ノ

店員さん曰く
『工具が下の穴は面で接した状態で上の穴がは点でしか接してなかった。確かに台座の並行は出てない』
『通常のフェイシング作業程度の削りで並行が出た(通常料金にしてもらえましたm(_ _)m)』
『いくらこの作業で並行を出してもディスクブレーキがうまく付くとは限らない』
『ディスクブレーキ自体の精度もあるからね~』
『フェイシング工具はクイックリリースで後車軸に固定して作業しているけど、この自転車は(Alfineハブなので)クイックではなく凄い力でナット固定するでしょ?残念やけど締め付けでフレームが歪むので、台座の並行は崩れると思う。まぁそれでも作業前よりは大分マシやと思う』
『シマノよりもAVIDのディスクブレーキのほうが取り付け自由度が高いので(多少の台座歪みにも対応できるので)オススメ。取り寄せだけどね』
勉強になりました。ありがとうございます 誠に感謝 m(_ _)m


そうそう!これがフェイシング処理ですよ!美しい!

続きましてプロショップではありませんが、困った時に頼りになる量販店 だ○わ自転車茨木店 A藤店長の元にバーテープ巻依頼です。
バーテープ巻は未経験でしたのでじっくり作業を観察(ΦωΦ)
写真も1枚パシャリ

A藤店長『なんで写真撮りますの?照れますやん(・ω≦)』
(いやいや A藤店長。貴方 結構私のブログに登場してるんですよw)
防犯登録とリアのディスクブレーキが無事着きそうか目星つけてもらって完了。
そうそう帰り際に『ブルホーンの幅が狭く1.5フィンガーレバーなので、急ブレーキの際小指をレバーとハンドルに挟んでブレーキが効かない状況がありえます。できるだけブレーキレバーの遊びは少なめに調整を!』とアドバイスもいただけました。ありがとうございます 誠に感謝 m(_ _)m

帰宅後、リアディスクブレーキの調整開始。
台座フェイシングのお陰で調整できなかった原因の本質が見えてきた。
プロショップの店員さんが言われたように40NmでAlfineハブ締めをした時点で、以下のフェイシング作業前の写真と同じくローターとアダプターは平行でなかった。

しかしながらキャリパー本体のキャリパー固定ボルト穴はキャリパー本体の横移動用に多少遊び空間があるため、アダプターに対して2次元的に斜めに装着(キャリパー上部は右に、下部は左にひねる等)することで、キャリパー本体をローターに対して平行に固定することは可能(うまく説明伝わるでしょうか?)なのでした。

金曜の夜 ニッチもサッチもいかなかった原因は上下ディスク台座の取付面が互いに平行ですらなかったためです。

つまり…ローターに対して並行かつ両方の穴が同一平面になければならないディスク台座が3次元的に歪んでいた様な状況で、当然それに追随してアダプターも3次元的にズレていく。アダプターにしっかり固定する様にボルト締めするとキャリパー本体もローターに対して3次元的に斜めに取り付けられるという連鎖反応!
先日の記事に書きましたが 『パッド最大開放でローターが擦らない『キャリパー本体の横方向位置』は見つかったが、2本の『キャリパー固定ボルト』をどんだけ注意深く締めていっても最終的はローターが派手に擦れる。』という状況はこのために起こったと考えられます。
家の基礎の一角が沈み込んだ状態で懸命に水平な家を建てようとしていた様な状況と申せばいいのでしょうか?随分と無駄なトライ&エラーを繰り返していたんだなぁと悲しくなります(_ _;)

キャリパー固定後、A藤店長の言われる遊びの少ない(パッド間隔の狭い)ブレーキ調整に苦戦しました(ローターの微妙な歪みが原因。ミニモンキーによる微修正を実施)が、遂にシャリンと擦過音が全くしない状況でかつパッド間隔を攻めた納得の設定で作業を終えることが出来ました。


遂に完成ですv( ̄Д ̄)v