グリーフ-悲嘆
[愛着や依存の対象を失う事に対する様々な心理的、身体的症状を含む反応]
をいいます。
通常人はこのような悲嘆にあうと
眠れなくなったり、食欲がなくなったり
悲しみ、怒り、抑うつ、罪責や孤独を感じ
非現実感や幻覚
混乱、動揺、思いもよらない行動などをとるものです。
それはごくごく普通の反応であり
茫然自失になることが
ある意味大切でもあるのです。
リンデマンが悲嘆研究をしていますが
その中でわかった事があります。
グリーフを経験した時
一方は強い嘆き、悲しみを表し
悲嘆にくれた方々がいらっしゃいました。
もう一方は悲しみを表現せず
淡々と心に蓋をしたかのように日常生活を送った方々がいらっしゃいました。
一年後、どちらのグループがどうなっていたか…
もちろんどちらのグループにしても悲しみが完全に癒える事はないでしょう。
しかし強い嘆きや悲しみを表現された方々は
少しずつ少しずつ薄紙をはがすように立ち直っていかれました。
しかしもう一方は
うつ病やひきこもり、適応障害といった社会生活が困難になった方々も多かったのです。
言葉にするほど、簡単ではない事は私もよくわかります。
食事が砂を噛むようにしか感じられないのは、経験者にしか理解できないでしょう。
だからこそ
いやそれでも蓋をした心に寄り添っていく
その事の大切さを私は感じるのです。