2020年夏、gotoが始まっていながら県外へ遊びに行ったら罪!みたいな空気があるけど、そろそろ現実逃避したいよね! 

人が集まるところにも行きたくないし、お金も使いたくないし、ちょっと心が疲れている今日この頃…… 


そうだ!温泉にいこう!私が単身運転で行ける範囲で温泉にいこう!と思い立った今日、新潟県の川口温泉へ!開館と同時に入館!




 ……うん!おそらくコロナの影響で平日とはいえ人がいなく、浴場は貸し切り状態の一番乗り!元々温泉は長く入るタイプじゃないし、サウナも5分と入ってられないけれど、ほぼ1人だったので露天、寝湯、マッサージ風呂等、色んな温泉を満喫しました! 

 温泉といえば、コレ! 



 コーヒー牛乳

お昼はC定食!


かき揚げが美味しかった! 
お昼からノンアルでご自愛。 

 マッサージ機の場所が見晴らしの良い売店裏に移動されてた。 

 これもやっぱりコロナの影響なのか、以前きた時よりも売店で販売している品数が減ってましたが(なかよしミートのなんこつがオススメですが、それも無くなってました…)

 川口温泉の下にある『あぐりの里』は地元ならではのお土産品が豊富!地場野菜はもちろん、お煎餅、惣菜、山菜、地酒等々ありますが、

お腹がいっぱいじゃなければ間違いなく食べたかったのが、『つきたての餅』!触ったらあったかいの!数量限定で1日1回しか入荷しないらしい!あったかくて柔らかくて、食べなくても絶対に美味しいってわかるやつ!

更に、私の地元でもお目にかかることのない『いなごの佃煮』とか売ってる!一度手にとったけど、口に入れる勇気が沸いてこなくてそっと置いたけど、2020年は昆虫食がキテるらしいね!!!!!!!流行りにノリたいって方、イナゴ、あぐりの里で売ってます!!!!!!

予想外で嬉しかったのが『味乃屋魚野川』さんのパンが販売されていたこと。 

ここ、『旅猿』で東野さんと岡村さんが絶賛していたお店! 



ハード系のパンにはバジルソースとウインナーが入っていたけど、このウインナーが美味しかった!

1人でラーメン屋とか無理ですが、1人温泉マジで気楽。自由。贅沢な気持ちになれる。地元じゃないから知ってる人と会う確率も低くく裸体見られても気にしない! 

現実逃避、今はとりあえず県内で十分!
【ボーダレス/誉田哲也】 

 ボーダレス:境界がないこと、国境がないこと、意味をなさないこと

女子高校生の視点では、普段は話す仲ではないクラスメイトが、教師の話を聞きながら何かを書き込んでいることに気づき、気になって話しかけるところから始まる。彼女が書いていたものはミステリー小説だった。

 姉妹の姉視点では、目の不自由な妹とともに足元が悪い参道を逃げる。見知らぬ男が父親を後ろ手に縛って暴行し、姉妹は隙を狙って逃げ出した。
 

喫茶店で働く女性視点。両親が経営する店で働きながら、年頃の妹との関係に悩む。音楽を諦めた姉と、それが納得できない妹。 


 そして、深窓の令嬢……無垢な少女は美しい女性に惹かれ、親に内緒で屋敷の敷地内に招き入れる。たとえ親から彼女に会わないように厳しく叱責されようと、気持ちを抑えることはできない。 

 最初の女子高生視点から始まり、物語は四人の視点で入れ替わる。何気ない日常を描いた世界観は女子高生と、喫茶店の女性視点。前者は青春が題材の友情もの。後者は夢破れ、家族関係に悩むヒューマンヒストリーを思わせる。

四つの視点は現実か空想か。時間軸は同じか、大きくズレているのか。考えながら、疑いながら読み進めていると、2つが1つに。更に3つ目が交わり、最終的に時間軸がズレた4つ目が関わる。手法が面白い!

誉田作品の特徴、リアルな残虐描写はなく、いざという時に強い女性が活躍。ラストはどんでん返しというよりも、それぞれの強みを活かして難局を乗り越えた印象。登場人物のその後も描かれていて、選んだ道に安堵と納得。相変わらず物語に引き込まれて読みやすいな! 


 【悪党/薬丸岳】

 佐伯修一は、自分の誕生日に姉を凌辱された上に殺された過去を持つ。1度は警察官の道へ進んだ修一だったが、女性に乱暴していた犯人の口に銃口を入れたことで懲戒免職。所長の木暮に誘われ、現在は探偵職に就いていた。  

「息子を殺した犯人が現在、何をしているのか教えてほしい」──……自分と同様に理不尽な暴力で家族を失った遺族の依頼を受け、修一はターゲットに近付く。
出所後、どんな生活をしていたら犯人を赦すことが出来るのか。そもそも赦すことが出来るのだろうか。

 母親に会わせるべく、罪を犯した弟の行方を探す姉。弟を殺した母親の現在を知りたい息子。横領の罪を犯した妹をそそのかした男の行方を追う兄。自分が弁護した被告人の出所後の姿にすがりたい弁護士……そして修一自身も、姉を殺した三人組の現在を独自に調査していた。

 幸せになって欲しくない。成功して欲しくない。笑って欲しくない。新しい家族をもって欲しくないという気持ち。被害者に謝罪の気持ちもなければ、また別の罪を犯す犯人に対する憤り。
 

ネメシスの使者を読んだ後なので、「何がなんでも許さない」「死んで償え」と思う遺族の気持ちも当然あるわけで、死んだからといって赦されるわけでもなく。それでも現実では耐えている人が多くいる。 耐えるしかないのかって苦しくなるくらい。

 修一自身、姉を殺した三人それぞれの顛末を見届けるものの、その後はどうか幸せになってほしいと願わずにはいられない。
【ネメシスの使者/中山七里】

残虐な手口で殺された女性は、無差別殺人事件の犯人を息子に持つ母親だった。
犯行現場になった自宅の壁には《ネメシス》の四文字。ギリシア神話に登場する女神の名前で、語源は義憤。あるいは復讐を指す。

捜査にあたる渡瀬は被害者の息子、軽部亮一が犯した事件の被害者遺族に話を聞くが、彼らは死刑判決を免れ、未だに加害者が刑務所の中でのうのうと生きていることに納得していなかった。

そして《ネメシス》2度目の犯行では、ストーカー殺人事件の加害者を息子に持つ父親が犠牲者となる。彼の息子が犯した犯罪もまた、軽部亮一の事件同様、本来は死刑判決が妥当であったのに、予想以上に減刑された判決が下されていた。

《ネメシス》は死刑撤廃論に異議を唱える者なのか。裁判で死刑判決が下されていれば、回避できた殺人なのか。事件関係者それぞれの立場が、死刑制度を問題提起する。


ヒポクラテスの誓い/憂鬱と同じ作者さん。ヒポクラテスにも登場する古手川さんも捜査に加わり、光崎教授の名前が出てくることも嬉しい。

世界が死刑制度撤廃に動く中、日本人の多くは死刑を容認している現状。サイコパスの犯行ともいえる事件は日本でも起きており、犯人が冒した罪を考えれば『同情の余地なし』『死刑妥当』『精神の疾患があったところで情状酌量の余地にはならない』そんな事件も実際にある。

それでも死刑判決が下されなかった時、被害者家族は理解しがたい無念の思いを背負わされる。《ネメシスの使者》も結局は義憤にかられ、思い上がった連続殺人犯。最終的には本物のサイコパスを前にいたぶられる獄中生活が待っている──……と思ったらそうじゃなかった。

大真面目に読み進めてきた事件がすべて読者をミスリードする布石。サイコパスによる残虐な犯行と、冷静で慎重な計画殺人。どちらも恐怖とはいえ恐ろしさのカテゴリーが違う。殺人は容認できるものじゃないけど、そうなるに至った“理由”の存在はあって欲しい。


【満願/米澤穂信】

人が死なないミステリー【氷菓】シリーズと同じ作者さん。6作収録の短編集。

その中でも印象強い作品だったのが【万灯】

新たな資源開発のために未開の土地、バングラデシュに派遣された井桁商事の伊丹。生活環境、情勢ともに不安定な異国の土地で同じ日本人スタッフ、現地スタッフとともに躍起するが、発掘予定地のボイシャク村の住人は強固な反対姿勢を示す。

ある時、フランスのエネルギー企業に勤める森下とともにボイシャク村に呼び出された伊丹は、生活に豊かさを求める住人から思いがけない話を持ちかけられる。開発に反対を示すマタボール・アラムを殺害すれば、村は喜んで土地を提供すると──……

日本人なら外国で人様の迷惑になることはしないでくれと切実に思いながら、外国で暮らすリスクと恐怖を思いがけない形で知る。いくつも伏線は張り巡らされていたはずなのに、日本で平穏に暮らしている私の危機感が足りないばかりに気づかなかったことのように思える。

他の作品は先が読めるものが多かったけど(特に関守)、短編とはいえ十分不気味で後味の悪さを感じる。


【悪いものが、来ませんように/芦沢央】

はじめて読んだ作家さん。本当は【許されようとは思いません】という作品が読みたかったんですが、取り扱いがありませんでした。

助産院に勤めながら自分は子供に恵まれず、夫は職場の女子と浮気している紗英。結婚し子どもにも恵まれたものの、人との交わりが苦手で1人が平気なふりをする奈津子。それぞれ悩みを抱えながらも互いの存在が支えとなっていた。

夫の不倫に悩む紗英のことが心配になった奈津子は、紗英が出掛けたタイミングを見計らって夫の大志を訪ねるが、目の前で倒れた大志を奈津子は遺棄するために動く──……

早々に紗英と奈津子の距離の近さに疑問を抱く。いい年の女性2人の関係にしては、連ションする10代女子のような印象。
いくつもの違和感に題材は同性愛なのか、共依存なのか疑いながら読み進めていくものの、それだけ伏線があるにも関わらず「普通はこうだ」と2人の関係を勝手に決めつけて、勘違いしたまま話が誘導されていく。

すべてを理解すると周りの反応に納得がいくものの、共依存であることは間違いないし、子を思う母親の行動も間違っている。主人公の2人に共感することは出来ないけど、「悪いものが、来ませんように」という願い、祈り、母親の愛情故の作品。事件の内容自体は薄く、ミステリー好きには読み足りないかもしれない。