【きのうの世界 上下/恩田陸】


上司の送別会の後、失踪した市川五郎がゆかりのない町で死体となって発見された。彼は特徴のない、すぐに忘れてしまいそうな顔でありながら、町の人間の印象には強く残っていた。


町には水路が巡らされ、三つの塔が聳え立つ。そのうちの1つは壊れているが、いつになっても修理はされず、そもそも三つの塔が建つ本当の理由も分からない。


1人の男の死と、彼と関わった町の人間視点、町の秘密。隣のK市に吸収される話が何度も出ては消えている理由。作品のジャンルが分からず、不気味に話が進んでいく。




はじめは推理小説なのかなと、思う。読者が「あなた」として町を歩き事件を追う描写もあるので、これは名前も無い読者が探偵役の話なのかと思いきや、


怪奇・ホラー要素が含まれてくる。
殺された市川五郎自身、見たものをそのまま頭にインプットする特殊能力があり、更に平面の地図でも鳥瞰図のように立体的に見えるようになる。


下巻に入ってもジャンルが分からないまま死者は増え、過去に凄惨な事件があり余所者を受け入れない町の怨念か何か……なのかと思いきや、そんなことは全くない真相パート。




非科学的な話も少しあるにせよ、その町が抱える秘密は割と物理的で3つの塔の役割も土地と深く関係。もろい地盤の上で暮ら人々を救うために塔が立っていたことは間違いないとはいえ、その危機感を知る人間があまりにも少ない。


細かい伏線拾えなかったり、いまいち市川五郎を理解できていないのでまた読み直すべきなんだろうけど、そこまで気力は沸いてません……





5日は友達とGW恒例のコナン映画!
とても良かった!名探偵要素少なく、アクション映画の部類だけど私にはそれで良かった!!!!


昼は久しぶりにソウルフード







ペア