やっぱり腫瘍
6月6日
4月24日に帰国していたものの、
やっぱり結果を聞きに行く勇気がなく、
思い悩み国内で現実逃避していた。
なんという後ろ向き&あかんたれ。
でも、今日、思い切って結果を聞きに行く。
結果は、やはり腫瘍マーカーの値が高く、腫瘍らしい。
そして手術が、手術が...。
「お腹を開腹して摘出する手術が必要。」とのこと。
また、
「更なる検査が必要だし、大きな病院でしか手術が出来ない。」
だから、
「紹介状を書くので、すぐ大きい病院へ行って欲しい。」
と先生。
以上のことを畳み掛けるようにいわれた。
そして、私の口から次々と衝いて出た言葉が、
「私死ぬんですか?」
「死、って言葉が今頭をめぐってます。」
「石原裕次郎の歌、『わが人生に悔いはなし』
も頭をめぐり出しました。」
「でもまだ、悔いありまくりの人生なのに。」
「人生思い残すことのないよう、常にそういう風に生きてないと、
だめなモンなんですね。」
とさらに、ボソボソつぶやきだしたら、
初め、私の診察についていた看護婦さんは一人だったのに、
いつのまにかだんだん増え、計4人ぐらいが私を囲んでいた。
気を取り乱した危ない患者に映ったのかな?
紹介先の病院候補を4件提示してもらったが、
家から一番通いやすい、
A大学病院の紹介状をとりあえずもらい帰宅する。
涙を流しながら、
「お母さん、先立つ不幸をごめんなさい」
とつぶやきながら、自転車を走らせる。
まだ、何も真実はわかっていないのに、
本当に思い込みが激しい。
支払い額3340円