もぉダメかと諦めた。
背を向けて進み始めようかと思ったけれど
もぉ一度だけ振り返ったら
雲に沈んだはずの光が、再び姿を現していた。

心が打たれた。

このたった10分間だけは、
空気を吸い込んでも、胸の奥が痛くはなかった。




             

             






          


何処かに左回りの時計はありませんか。


これまで言わずに済んだのだから
これから先も言う必要はなかったのだと
自分だけがちゃんと分かっていれば それでいい事だったのに。

こんなに言った事を後悔するのならば
言わずに後悔する方がどれだけ良かったかと
この夕日に出会うまで ずっと悔み続けて 胸の奥が痛かった。

だからかな、
この10分の間だけ、余計に何かが心に響いたのはっ。


ドコカニ ヒダリマワリノ トケイハ アリマセンカ.

過ぎた時を、やり直したくて。