
天使に出会った事はありますか?
全てが真っ白に澄み切っています。
肌も、目も、声も、心も。
私は今何に触れているんだろう?って言うくらい、例えようのない柔らかい肌。
シャボン玉のように、少しでも触れたら壊れてしまいそうです。
小さい指先にくっ付いているのは、アリンコの座布団くらいの大きさしかないちっちゃな爪。
全てが小さくて、スベスベで、フワフワしていた。
何かを持っているかのような 丸めた手をツンツンすると、
その私の人差し指を、ギュッと握り締めてくれた。
私のたった一本の指で、その小さな手の中は いっぱいになってしまった。
「何を大事に握り締めてるのぉ?」っと、小さな顔を覗き込みながら何度も聞いてみた。
この子の右手と左手の中にあるものは“安心”なのではないだろうか。
お母さんが側にいて守ってくれていると言う安心を、
両手の中にギュッと握り締めているに違いない。
そぉ思ったんだ。