表の掃除をする時はいつも、庭を先にやってから道を掃く事にしています。
この間まで、右から左、左から右っと端から端まで一直線に掃いていた私です。
外側から中央に向かって掃くと言う正しいやり方を知ったのは、
つい最近の事でした。
人や車が通ると、段々砂は外側へ外側へ追い遣られてしまいます。
こうして、道の量端に溜まってしまった砂を平らに戻す為に、
外側から中央に向かって掃くのだそうです。

今日も、夕日が傾きかけてきた頃に珊瑚の道を掃いていました。
1/3を掃き終えた位のところで、後ろから声がしました。
「せっかく掃いた道を、通らせて貰ってもいいですかぁ」って。

いつもは、小型犬を抱いているオバーちゃんが
今日は片手鍋を抱えて立っていました。
「どうぞ、どうぞ。気にしないで歩いて下さい」って言ったけど、
そのオバーちゃんは、「端っこを歩こうねぇ」と道の端っこを歩いてくれました。
「真ん中歩いちゃていですから!」っと声をかけると、
オバーちゃんは、立ち止まり振り返ってこう言いました。

「みんな同じだからぁ。誰だって、綺麗に掃いた道 しばらく眺めていたいさねぇ。」

そうか。
そうですよねっ。って思った。
何十年もやってる島の人達は、道に掃き目が付いている事が普通なんだろうと思ったから、
通る度に、掃き目が綺麗だなんて感じなくなっているのかと思っていました。

でも、そう言えば、、、
私が道を掃いている時にコノ道を通る島の人達は、
いつも、“ごめんね”っと言いながら通って行ってくれました。
子供達ですら、端っこを通ってくれていました。

何年経っても、何十年経っても、
綺麗にほうき目の付いた道を、少し見ていたいと言う
島の人の気持ちが とても素敵に感じました。

だから今日は、私も全て掃き終えた後、
自分の掃いた道を眺めてみました。
ホントに綺麗だなぁ。ってつぶやいた瞬間です。
掃き終えて、数十秒後です。
チャリンコ部隊がやって来ました。
しかも、それはカイジギャルズ2名。
一人は、今さっきカラスに頭を突かれたと言い。
もぅ一人は、カゴに生ゴミを積んでいます。

もぉ、何だかなぁ。
お前達、たった今 私がどんな気持ちでコノ道を眺めようとしていたか知っているのか!!
っと、一瞬ガッカリしましたが、
あまりにもタイミングの悪いコノ二人が可笑しくて、
カラスに突かれるは、生ゴミは積んでるはで
もう、道の真ん中で大爆笑でした。(笑)

あの二人は、ほんの少し前 ココでオバーと私がどんな会話をしたかなんて知らずに、
楽しそうに自転車をこいで行きました。

どっちも好きです。
道の端っこを歩いてくれるオバーも、
楽しそうに通っていく人達も。

こうして毎日、この白い珊瑚の道は沢山の人が通っていきます。