信州気まま旅(3)
まゆみ人形館へ行く途中に、
茅葺の山門の寺を見つけていたので其処まで引返した。
西敬寺という寺であった。
創建は慶長7年(1255)、親鸞の弟子で下総出身の
釈善巧により開山。
当初、川中島倉科にあったが川中島の合戦により焼失。
その後、中野牛出、飯山深沢を経て現在地へ。
本堂は二度の火災後の安永9年(1780)に再建された
ものである。
寄棟造りで正面三間向拝付。
山門は茅葺の薬医門、鐘楼は入母屋、鉄板葺。
寺の中は花が咲き乱れとても雰囲気の良い
古刹であった。
さあ、次は野尻湖。
到着までに綺麗なリゾート地や雪山を見た。
野尻湖は新潟県との境にありナウマンゾウの化石が
発掘されている。
4万年前の狩猟生活の場として、
現在でも発掘調査されているとか。
もう何年前になるだろうか、黒姫にコスモスを見に来た時
行ってみたいと思ったが、
日帰りの旅で、一茶関係の方へ行く予定があったので
諦めた。
湖岸が入り組んで芙蓉の花に似ているといわれている
が、確認する事は出来なかった。
宿に帰ってからのお楽しみは温泉と食事。
今夜も食べきれないほどの料理が出た。
かくして二日目の夜は更けていった。