（Diamond Gen）
今日は渋谷ｼﾈﾏｳﾞｪｰﾗで『一条さゆり 濡れた欲情』。
競馬の本命と対抗ではないけれど、併映で北方謙三原作『棒の哀しみ』で完全な鉄板状態です。
『一条さゆり 濡れた欲情』は、一条さゆりの天然で、周りを余り気にしない、我が道を行くマイペースのオーラは感じました。
一度は観るべき作品だとは思います。
が、小林信彦がベスト１００に取り上げる程のインパクトまでは感じる事が出来ませんでした(『幕末太陽傳』と似たような感想です)
1972年の世相を反映しているという意味でのベスト１００なのかと感じました。
『棒の哀しみ』は、哀川翔を使っており、いわゆるＶシネマ路線でした。
神代監督は、もっと時代の表現を先取りしたアバンギャルドな作風かと思っていましたが、コテコテのＶシネマもやるんだなあと意外に感じました。
たまに観るＶシネマは新鮮で、これはこれで良かったです。