(海外ドラマ『LOST』より)
ベン「その前に一つ言っておく。
ジャックと約束をした。
あと一時間しないうちに、彼は潜水艇でこの島を出ることになっている。
電磁気異常で通信が途絶えた今、外界との接点は消えた。
つまり、潜水艇は島を出たら二度と帰れない。
だから、君が潜水艇を爆破しなくても結果は同じだ。
この島は見つからない」
ジョン・ロック「(※ベンの言葉を無視して、アレックスに)行こう、ほら」
アレックス「父の思うがままね」
ジョン・ロック「私が!?」
アレックス「父はこうやって人を操るの。
自分の意思でやると思わせて」
ジョン・ロック「そうか、覚えておくよ」
(※このあと、ジョン・ロックは潜水艇を爆破する。ベンの望む通りになる)
・・・
ベンジャミン・ライナス(通称ベン)の力を感じるシーン。
テレアポをやっていた時、お客様に買わせるのではなく、お客様から買いたいと言わせるトークがある。
それは“イエス・バット話法”でも“ブーメラン話法”でもない。
これらのマニュアルトークには何が欠けているのか。
たとえば
「他の誰でもない、あなただから」
という呼吸だ。