(※このブログは2008/03/07(金)に書いたものです)
『赤い洗面器の男』の話は、みんなが共感出来るらしい(外人もこのジョークを理解出来た)。
①職務熱心といえば、という笑い話
②ある晴れた日の午後、道を歩いていたら赤い洗面器を頭に乗せた男が歩いて来る、というシチュエーション
③洗面器の中にはたっぷりの水、男はその水を一滴もこぼさないように、ゆっくりゆっくり歩いて来る、というシチュエーション
④勇気をふるって
「ちょっとすいませんが、あなたどうして、そんな赤い洗面器なんか頭に乗せて歩いてるんですか?」
という質問の形式
⑤男は答える。
「それは君の…」
という返事の形式
そして、外人も理解出来る、という話
これら全てを合理的に解決する真相とは。
(再掲)
①職務熱心といえば、こんな笑い話を聞いたことがあります。
②ある晴れた日の午後、道を歩いていたら赤い洗面器を頭に乗せた男が歩いてきました。
③洗面器の中にはたっぷりの水、男はその水を一滴もこぼさないように、ゆっくりゆっくり歩いてきます。
④私は勇気をふるって
「ちょっとすいませんが、あなたどうして、そんな赤い洗面器なんか頭に乗せて歩いてるんですか?」
と聞いてみました。
⑤すると男は答えました。
「それは君の…」
このジョークは、世界中で有名な物語のパロディ。
外人も知っている有名な物語を、①職務熱心といえば…
という笑い話として使っている。
三谷幸喜は物語のキーワードを赤い洗面器に変え、主人公も男に変えることで、元ネタを分かりにくくした。
元ネタは、世界中で有名な童話である。
元ネタでは、
②ある晴れた日の午後、③ゆっくりゆっくり歩いて来るのは、少女である。
元ネタでは、
④勇気をふるって
「どうして、そんなに…」
⑤「それは君の…」
というやり取りが、少女と狼で逆を受け持っている。
元ネタでは頭に乗せているのは赤い頭巾である。
勇気をふるって少女は言いました。
「どうして、そんなに大きな耳をしているの?」
「それはお前の声をよく聞くためだよ」
「どうして、そんなに大きな口をしているの?」
「それはお前を食べてしまうためさ」
赤い洗面器の男について考えてみました。