お父さん 藤原 顕信 ―

 

 わたしは、見ていませんがテレビ 某大河の準主人公のおじいちゃん 藤原 道長。

 この方の子息に「お父さん 顕信」という貴人がおられました。

 この方、キラキラ 栄光の絶頂にあった道長の息子でしたが、

いきなり出家おじいちゃん 僧侶になること)してしまいます。

 

 本 『栄花物語』によると、このときの道長は顕信に

むかっ どうして出家なんかしたんだ。

炎 わたしに問題があったのか?出世に不満があったのか?

好きな女性でもいたのか?」

と、現代版、家出少年・少女に対する、お父さんお母さん 親のセリフのような

言葉が書かれています(ニヤリ 今も昔も変わりませんなあ)。

 

 これに対して、別の考えもあります。

 道長が譲位させた三条天皇が、まだ帝位にあった頃、

天皇が顕信を蔵人頭(事務官中の事務官で、出世コースです)に

打診しますが、道長は「バツレッド その器にありません」と断っています

 これは、道長にはお母さん 正室・源 倫子と、お母さん 側室・源 明子がいましたが、

明らかに、正室・源 倫子の子どもたちの方が出世しています。

そして、側室・源 明子の子どもたちとの差が見られます。

 

 その、明子の子の一人が「顕信」でした。

 正室・側室間の子どもの勢力争いが起こらないように考えたのか、

貴族で広がった浄土思想で、一人でも自分の子を僧侶にしたかったのか、

ショボーン 本人に聞くしかないのですが…。

 

 これをテレビ 大河にしてほしかったなあ。

 

 ちなみに、本当に失望したのは、出世して自分たちも、

そのおこぼれに預かりたい「おばあちゃん 乳母」と、その家族だったでしょう。

 

ムキー わたしも一言~

 友だちでもないのに、歴史上の人物や

政治上・文化上の知名人に

「-さん」づけするな

 

 

お願い 本日も最後までご覧くださりありがとうございました。

ネコトラ お向かい猫さんから。