― 天皇だって キレます ―
歴史話です。
時は、室町時代初期。
この時の天皇は、 後円融天皇という方。
妻の三条 厳子が出産のため里帰りすると、愛想をつかされたと思い、
しきりに帰参を催促しました。
しかし、厳子が帰参すると、この天皇、突如厳子に押し入り 剣の峰で殴打しました
(現代なら完全にDVです)。
激怒した義父の三条 公忠は、 天皇のお母さんの仲子に協力してもらい実家に避難させました。
時の将軍(あの 金閣寺を建てた)足利 義満も天皇を宥めに行きますが、
自分が配流にされると思いこみ、持仏堂に閉じこもると、「切腹するゾ~」と
言い出すしまつ 。
母親の仲子が宥めて、やっと正気をもどしたとか。
何か、庶民的な話で顔がゆるんでしまいました。