― Youは 何しに 留学に ―
先週土曜日テレビ、今時の人の
評論家さんが世界の教育制度について話していました。
欧米においては、塾などなく、試験などの1発勝負ではなく…、といいことを話をされていました。
しかし、このときゲストの頭がイイお笑い芸人さんが「でも、結局は有名大学に入るための
準備をしているから、金のある家が入りやすいでしょ」と反論すると、
評論家さん「まあ、そうですねえ…」と、さきほどの元気な声はなく。
テレビもサラリと流してしまいました。
以前から、わたしはテレビには批判的でしたが、まさに 情報操作的に感じましたね。
まず、 私たちは日本人です。
なぜ日本と比較するとき、なぜいきなり欧米ですか?
近隣の、中国・韓国などのアジアからはじめないのですか?
ヨーロッパとアジアでは、教育観が異なります。
ヨーロッパは主に、大学は自分の学習や研究が目的です。
しかしアジアは、伝統的に「科挙(官吏登用試験)」を目指したものです。
金と銀を比較して「 どちらが銅でしょう?」みたいな感じがしました。
また、ヨーロッパでも、わたしの イギリスの友だちは「有名な学校周辺に
金持ちは集まるから、
裕福な家は得です」と言ってました。
ほかにマイスター制度といって、ただ勉強ではなく、 若いころから技術を得る教育制度もあります。
しかし、 多くのアジア人が欧米をうらやましがっている感はあります。
もう半世紀も昔の話ですが、日本に来るアジア留学生に「なぜ日本を選んだの?」
と聞いたことがあります。
彼らの多くの返事は「日本が、すぐに欧米化した(明治維新・時代)仕組みを知りたいから」
と言ってました。
う~ん、「/
西高東低」は気候だけじゃないのか。