最近、ちょっとブログから遠ざかっていました。

とても気に入っていたレコードがあった。

初めて購入したオペラである。

プッチーニのラ・ボエームがそのオペラだ。

初めて聴いて、感動した最初のオペラ。

あれから、ラ・ボエームは色々と聴いたし、実際観にも行っている。

ただ、あのレコード以上の感動を感じたことはないのである。

そのレコード、実は学生のときの声楽科の友達に貸して、返してもらってないのである(^_^;)

でも一応カセットには録音してあったので、聴いてはいたのだが、そのカセットはとうの昔に

ダメになってしまっていた。

学生のときなので、約30年くらい前の話だから、当然といえば当然であるが・・・。

その友達は、そのまま実家(東北のほう・・)へ帰ったのだと聞いていた。

大事な大事な貸したレコードとともに・・・だ。

ときどき、思い出しては、探したりしてみたが、行方がわからないままである。

葛西君(通称シッケ)・・あなたです(ー_ー)!!

人は違うが、レコードとは別に、楽譜を貸したこともある。

その楽譜も帰らないままになっていることが多い。

そのひとつは、初見練習用に買ったリチャード・クレイダーマンの楽譜がそれだ。

その人は、借りたことすら忘れていたようで、シラをきられたような記憶がある。

そうなってくるとたちが悪い(^_^;)

思い出すとムラムラくるのでやめます・・・)^o^(

レコードの話に戻るが、つい最近、その貸したレコードのボエームがitunesに登場したのだ!

えっっっ! あのずっとCDにもならなかったやつが、なぜいまごろ・・・。

と思ったが、きっと素晴らしいと感じたから、再評価されたのだと・・勝手に思っている( ^)o(^ )

ミミはカラスである。

カラスのミミは、ほとんど聴いたが、これがおそらくベストであると感じている。

ドラマティコ・ダジリタで歌いまくっている彼女が、このミミを歌いこなしているのである。

それも、アジリタではなくリリックに近く・・・・だ。(と自分は感じている)

このボエームの素晴らしいところは、カラスだけではない。

ロドルフォのジュゼッペ・ディ・ステフアノもマルチェロのロランド・パネライも、ムゼッタの

アンナ・モッフォ、指揮者のヴォット、オケのミラノスカラ座管弦楽団・・・などなど。

おそらくではあるが、それぞれが絶頂期であったと思う。

特にステファノもテノールは圧巻だ! 四幕のラストはたまりません・・・。

オペラは、ソプラノだけが良ければいい・・・ということはありえず、チームワークが必要なのだ。

すべてが素晴らしいオペラにはそう出会えるものではない。

ずっと返して貰いたかったレコードで、ずっと聴きたくても聴けなかったが、インターネットの普及でやっと聴けたので、感無量である( ^)o(^ )。

ラ・ボエームを聴いてもよくわからない人や、一幕のアリア Si mi chiamano Mimi 邦題

わたしの名はミミや、二幕のムゼッタのワルツ、三幕のミミの告別等・・・くらいしか聴いた

ことがない人も、このボエームは聴いて損はない・・・と断言できる。