昨夜、何気なくユーチューブで、いろいろなピアニストが弾く有名な曲を聴いた。

誰もが知っている曲である幻想即興曲、リストのため息、コンソレーション二番、三番、英雄ポロネーズ、革命などなど。

プロのピアニストとして、かなり有名ではあるが、音が堅いイメージの女流ピアニストがいる。

彼女は数十年前、なんでかは忘れたが、チケットを買ったが行けなかったピアニストである。

だが嬉しいことに、コンサートがレーザーディスクになったのだった。

DVDではない、レーザーディスクである(^_^;)。

そのプログラムの中で、ブラームスのピアノソナタがとっても上手かった彼女ではあった。

今もなお現役でコンサートを続けている彼女ではある・・(^_^;)。

その彼女が弾く幻想即興曲をかけてみた。

当然、名前は言わないで、何気なく・・・(^_^;)。

妻いわく・・・音が堅くきれいではない・・。

ショパンとはかけはなれているような・・・。

そんなようなことを言った。

誰誰だよ~って言ったら、やっぱり・・と納得していた。

次にその彼女が弾く英雄ポロネーズをかけた。

きっ・・・きたない!

まさしくその言葉通り、とてもとてもポロネーズではなかった(^_^;)。

そして、次にルービンシュタインが弾くノクターンをかけた。

ちょっと聴いただけで、美しい音色・・・と妻は言った。

そしてフジコ・ヘミングが弾いたため息をかけたら、すぐに美しい・・と言った。

なんだかとっても嬉しかった。

寝起きの頭のような・・・変なものを着ているような・・・そんな不思議なフジコさんではあるが(^_^;)、ピアノは本当にいい音を出している。

あの人のファッションなのだろが・・・(^_^;)。

まだまだ同じ曲を違うピアニストで聴いたのだが、いいと思うものは、やっぱりいいと言うし、ちょっと疲れてしまう演奏には、するどいツッコミを入れてくるし・・・。

今更ながら、当たり前とはいえ、妻が本物の耳を持っていることに喜びを感じた瞬間であった(^_^;)。