つい先日、テレビのBS(衛星放送)にて、とある女流ピアニストの来日ライヴをやっていた。

曲目は、大好きなブラームスピアノ協奏曲第二番である。

ちょっとは名の知れたピアニスト。

ついその一日前には、なんとびっくりなオルガニストが出ていた。

奇抜な格好はまだしも、頭が・・・なんとモヒカン刈り! 

こいつは、なかなかやるなぁ~・・・で聴いてみると、リストの詩的で宗教的な調べ~葬送を自分なりにオルガン用に編曲し、とっても面白い演奏を聴かせていた。

でも、出かけて観るか・・・といったら観ないだろうね(^_^;)。

そして戻るが・・・女流ピアニストである。

どんな演奏するのか、ドキドキしながら観ていると・・・。

いつものホルンから始まり、すぐにピアノが聴こえてきた。

ちょっと・・・! あまりに堅いぞ!

彼女の他の演奏も観ているので、違う感触に戸惑った。

少し遅いオケが続き、ピアノがまた始まる。

バタバタとしている(^_^;)。

確かにブラームスというと、イメージはカチッとしてそうだが、実はそんなことはない。

ここの弾き方は、ぜったいにこうあるべきなのに・・・まるっきり変。

ミスタッチはしょうがないが、間違えちゃいけない場所で間違えたり(^_^;)。

結局最終章まで、疲れる演奏であった。

あんなに有名な人でも、ああいう選曲ミスをするんだ・・・と感じてしまった、と同時に疲れた(^_^;)。

他では素敵な演奏を聴かせてくれていたのに・・・(^_^;)。

そこで、今朝それを思い出し、気分転換にルドルフ・ゼルキンのピアノによる同曲を聴きながら会社へと来たのであった。

いろんな名演奏があるが、ゼルキンのは、これぞブラームス!って感じがして心地良い。

選曲って大事なんだね。