つい先日、叔母の一周忌で、埼玉の熊谷へ行ってきた。

この熊谷という場所は、天気予報などを見ていると、よく聞く場所の名前だと思う。

夏は猛暑であり、冬は極寒の場所で有名なのである。

その熊谷は、自分が幼少期、それも夏の間のみ、この熊谷の親類の家にて過ごしていたのだ。

これが軽井沢だとか、ちょっと飛躍してニースとかだったら、いかにも避暑地でカッコいいんだが・・・(^_^;)。

両親は共働きだったので、子供がうろちょろしていたら面倒だったから、預けたのだと思う。

そんな熊谷だが、自然に囲まれた場所だったので、後の人生においても、良い経験ができた場所で決して嫌いではない場所である(^_^;)。

今でもお買いものが大好きなのは、従姉妹の姉ちゃんに連れられ、

近所の「えびすや」へ買い物をしにいっていたのが多大なる影響を及ぼしていると思うしね。

今回数十年ぶりに行く田舎なので、少し楽しみにしていたことがあるのだ。

あの当時と比べ、町並みがどうなっているかが興味があったのだ。

あのときほぼ毎日行っていた「えびすや」はなくなってしまっていた。

やはり少し寂しい気持ちになる。

でも、夏の間、いつも遊んでいた「おさむ」と再会できた。

実に40年くらいぶりの再会だった。

あのときのままの姿で自分の中には残っていたのだが、耕運機をメンテしているおっちゃんを一目見て「おおっ!おさむ~!」と叫んでしまった(^_^;)。

その彼もすぐに自分だと分かったようで、「お久しぶりです・・」と軽く頭を下げ、自分に挨拶した。

そう・・・自分とはうらはらに、立派で常識のある大人になっていたのだ(^_^;)。

話しているうちに、昔の彼らしくなってはきたのだが・・・。

そして、つい昨日、学生時代に、よくピアノ談義や、ジョン・ケージなどの偶然性の音楽、オリヴィエ・メシアンやら、ピアノをいじりプリペイドピアノにしたりして遊んでいたF君と電話で話した。

これが実に約38年ブリなのである(^_^;)。

わけあって、学校を辞めて以来、ずっと会うことは無かった。

ここで言う“わけ”は聞かないでいただきたい(^_^;)。

風のうわさでフランスへ留学したことは聴いてはいたのだが、自分は留学の予定はなかったので、やはり会うことは無かった(^_^;)。

実家が南の方だったので、こりゃあ無理かも・・・と諦めかけてはいた。

が・・・しかし! 最近のひょんなことから、彼の所属するある楽団のHPを見ることになり、その打上げの写真の中に、酔っ払いおどけた顔のアップがあり、「これはFに間違いないな!」という確信を得たのだ。

そして昨日話したのだが、懐かしい話しもさることながら、やっぱりあのときの友達と話していると楽しい楽しい(^_^;)、気持ちは二人とも18歳のままなんだなぁ~ってあらためて感じたひとときであった。

相当ピアノが上手い彼。 これからが本当に楽しみ!