おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!
【あらすじ】
魔法を制御できないリィムは、壊れない杖『不壊の杖』を求めて冒険者となった。初めてのクエストで見る冒険者たちの戦いは、早く魔法使いになりたいリィムのキモチに火をつけるのには充分だった……
それでは始まりまーす!
ぶーーーー(はじまる音)
レイア『1.2.3....これでわたしは終わりね。
みんなは取れた?』
このクエストはミノタウロスの皮が3つ。
今回は初めての討伐戦のリィムもいる。
ゼノ『よし…!』
ゼノが立ち止まり振り返った。
ゼノ『さて、あと1つ用事を済ませに行こうか』
散々冒険者に荒らされた寺院跡。
もう寺院の中を隅々まで探しても、宝など1つのかけらも残っていないはずだ。
もうコイン1枚落ちてはいない。
しかし………
らんにゃの情報網では、まだ見ぬ宝物があるという。普通なら『寺院に宝物?』と鼻で笑われるようなこの話。
しかしゼノはそんな夢物語を信用してくれた。
コツ、コツ、コツ………
一行は更に奥へと進んでいった。
まさかの手付かずの領域?!
一行はどんどんと奥へと進んでいった。

そーっと……そーっと……!
シキ『きをつけろよ』
リィム『はわわ……話しかけちゃダメ……』

天井の梁を渡ると更に下に降りる階段が……
流石にここは冒険者に踏み荒らされてないらしく、歩くたびにホコリが舞う。
リィム『ケホケホ』
レイア『喉は大事にしなさい。
そんなんじゃ良い魔法使いになれないよ』
リィム『う、うん……ケホ』
やがて一行は大きな広間に出た。

ここはおそらく宝物庫になっていた………
のだろう。
目ぼしいものは殆ど運び出され、急いでいたのかはわからないが金貨がいくつか落ちているだけであった。空の宝箱、空の棚、ゴミ………
ゼノ『うん、何もないな……』
リィム『そんなぁ………
リィムは愕然と肩を落とす。感情がわかりやすい子だ……ゼノは眉を上げ小さくため息をつきながら少しだけ微笑む。
そのとき……!
リィム『えっ……』
リィム『まってっ?!』
たたたたっ!言うなれば『ちくわ』みたいなカタチをしている。
そういえばらんにゃちゃんが言ってたっけ
ゼノ『よし、戻ろうか!
……と、その前に。
もう一回ミノタウロスで試し撃ちしようか。
リイム、つかってみな!』
杖に『不壊の杖』……ちくわを装着する。
リィムは小さく顔の前でこぶしを握る。
ポーズはカッコいい……というか可愛さがどうしても勝り、力強さの欠片もないですけどね……。
そして………再度戦闘が始まった。
床からズズズッと現れるミノタウロス。
もう見慣れた光景だ。
よし!行くよっ!!
シキ『リィムっ!いまだ!撃てっ!!』
リィム『よぉぉっし!』
リィムは魔法学校で習った詠唱を始める。
弱い杖ならここで杖自体が弾けてしまうのだが……
『不壊の杖(ちくわ)』は途中でプシュ、プシュ!とオーバーした魔力を放出しつつ、杖の崩壊を防いでいる!
リィムの詠唱に応え魔法陣が空中に浮かび……そして魔法が完成した!
リィムの前の大きめの魔法陣、その中心からは魔法の矢が生み出され、次々とミノタウロスに刺さっていく!
物理槍のレイアは今回は手を出さずに見学をしている。自分事のように思わずガッツポーズをするレイア。
リィム『うんっ!!壊れなかった!!』
リィムは嬉しそうに答えた。
しかし………
あれっ?
ぐらっ!
途中から魔法陣が揺れ始め、少しずつ目標がズレていった。
リィム『ええええええっ?!』
残りの魔矢がシキの方に向かっていき、咄嗟に出した盾に当たって弾かれた。
リィム『ごめんなさあああああい』
こ、これから練習しな』
リィム『うん……がんばる…る…』
しかし………現実はそううまくは行かなかった















