548. 【らんな劇場】時駆の探童SP① 〜未来の思い出〜前編 | 魔道士らんなのトーラムまいご日記

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おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!





今日は【らんな劇場】
時駆の探童スペシャル編を
前編をお届けしますね(o^-')b

本編にいれるとテンポが
どうもしっくりこないので
本編では書ききれなかった
外伝的な感じですね。





師匠クオンと別のゲートに入り…
帰るべき時代に帰るカケル。


はたして…未来とは……?


 

でわでわ………

はじめまーす。



ぶーーーー(はじまる音)


:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:





膨大な光の洪水の中、カケルは
為す術もなく流され続ける。

右に……左に……

どれくらい流されただろう。


時間の概念もなくなったその時、

突然視界がひらけ………






目がなれるまでに時間がかかる。

やがて…視界がだんだんと 
クリアになっていくと……。






なんと!

少しだけ大人になった
サヤカが目の前にいた。




カケル「サヤ姉っ!」

カケルはすぐに名前を呼んだが、



サヤカは……

サヤカ「あ……ぅ…ぇ……ぁぁ…」

突然のことに動転しているのか
言葉が出てこないようだ。

ごくりとつばを飲み込み
やっと出てきた言葉が
お……おかえりーーーっ!!」




そう言ってサヤカは飛びついてきた。
僕としてはさっき別れたとこなのだが、

もう何年も会ってないように

ずっとサヤ姉は泣き続けていた。





サヤカ「ぐすおかえりカケル……

…カケルおじぃちゃん。ぐす…

えへ。約束守れたねっ(o^-')b」


ひと通り泣いたあと、
サヤカは小指を出して
ウィンクした。


その瞬間、カケルはすべてを思い出した。


:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:



14年前……




黒髪の女性「あれ?名字は……?」




薬屋「おろにゃいん」の片隅で
1組の男女が
何やら書類を書いているようだ。


漆黒の艶やかな髪をした女性が、
【婚姻届】に書く、夫の名字の欄を
指差し大柄な男性に問いかけていた。


大柄な男性は、一瞬の沈黙のあと

???
「あぁ、俺…施設で育ったんだ。
戦争孤児だからな。

…親はいねぇ。しかもだれだかも
わかんねぇ…。


だから、名字なんかない。」



黒髪の女性も
そう言えば聞いたことが無かった。



黒髪の女性「ごめんなさい…」




???「いや、大丈夫だ。慣れてる。

それより、

もし俺たちに子どもが出来たら
キミの姓をつけてやってくれ…」



黒髪の女性「うん」



黒髪の女性は嬉しそうに頷き、

【妻】の欄を埋め始めた。




:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:



そして2年後。




おぎゃあ…おぎゃあ…

元気な男の子の産声が聞こえる。




最近でも稀に見る
大きな産声にみんな驚いていた。




母になった黒髪の女性は… 

産みの苦しみを乗り越え
産まれたばかりの我が子を胸に抱き、
愛おしく、優しく優しく撫でていた。





それから9年…


僕にもハッキリと「自我」が
芽生えた。
これが物心ってやつなのかな…?




「カケル」と名付けられた僕は
すくすくと成長していた。

剣を教えるという父さんと
弓を教えるという母さん。


毎日俺だ、わたしだとケンカばかり。


ケンカするとすぐに父さんは
「貴様!上官に向かって!」と
怒鳴るんだけど、
母さんは全然気にしていない。


でも母さんが怒ると、
父さんのごはんのおかずだけ
なんかちっちゃくなったりする。

結局父さんはなんだかんだいって
負けちゃうんだよね。


もう……
ほんとに仲がいいんだから。







ある日のこと…。


僕は次の日の学校の
用意をしていたんだ。



カケル「母さんーっ!
僕の方位磁石知らなーい?」



サヤカ「うーん、
わたしの部屋じゃないかな?
探してみてー!」


カケル「わかったぁ」



がさごそがさごそ

かなり探したんだけど見つからない。
おっかしいなぁ。


カケル「うーん。ないなぁ……

あ、これかな…っ」


僕が見つけたのは…

古い懐中時計だった。
かなり古びた感じの
もう壊れかけの1品だ。



かろうじて動いてはいるのだけど……






僕はなんだか嬉しくなって
色々いじり倒していた。

時計の針を進めたり、戻したり……


なんだか時間を旅しているみたいで
ぐるぐる針を動かすのがとっても
楽しかったんだ。




それが…



ふと……リューズの部分に
小さな突起があるのを
見つけるんだけど……。


カケル「何だこれ……ぽち」


すると時計が輝きだし……
僕を大きく包み込んだんだ!


カケル「わっ!わっ!
わーーーっっっ!!
かあさぁぁぁぁんっ!」


僕は…光の中に飲み込まれたんだ。


つづく


:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:


はいっ!

カケルの名字の謎解けましたね(o^-')b
もともとサヤカとは血縁に
するつもりだったけどねー。


あとはサヤカとガ……じゃなくて
旦那様。相変わらずですね(o^-')b

ずっと仲良くいてほしいものです。


しかし、9歳のカケルが行方不明っ!
果たしてどこに飛ばされたのかな?



次回もサブストーリー後編

お楽しみにーっ!


時駆の探童SP②後編へ
http://s.ameblo.jp/ranran735/entry-12214261164.html
11/5公開予定!





でわでわ………

またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆


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