461. 【らんな劇場】夢幻の幽花① 〜白き魔花〜 | 魔道士らんなのトーラムまいご日記

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2015年7月から連続更新中っ


Twitter垢 @Ran_Toram

おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!





さて、先日の劇場選抜総選挙
お楽しみいただけましたでしょうか。

約束通り、
見事一位に輝いた、うらんちゃんの
書き下ろしです。


このためだけに書いた劇場。
お楽しみくだされば幸いです。



タイトルは『夢幻の幽花』

それでははじまりますよー?




ぶーーー(はじまる音)



:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:




ごほっごほ、ごほっ!

なんとも痛々しい、聞いたことない
ような笛を吹くような音とともに
激しい咳が聞こえる。


顔の半分まで冷たいタオルで
覆われているのは、ゆうらん。


かなりの高い熱が出ているようだ。





町医者が首を振りながら
家を出て行く………。



これで…何人目だろう…。



原因不明の高熱と、
変な音の咳……。



病名も原因もわからず、

ただただ時間ばかりが


…………過ぎていった。






何時間も床に伏せる
ゆうらんのそばでは、
目を真っ赤にしたうらんが
正座して、唇を噛んでいた。

うらん「ううううう(。ŏ﹏ŏ)」



:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:



数時間前……。




外で遊んできたうらんは
また泥だらけ……。


基本、近所の男の子とばかり
遊んでいるようで、
いちいち荒っぽい。


この年頃の女の子がするような

およそ女の子らしい遊び方を
していないうらんであった…。





今日の遊びは「ぽむむ狩り」

冒険者を夢見る少年が、
これを倒せば仲間うちで1人前と
言われているいわば登竜門
となるモンスター狩りである。


毒もなくおとなしいので
危険視する声もない。






毛を逆立てたリーダー格の少年が
ずいっと前にでる。

ジャガー「まずは俺からだっ、
いくぜっ!


麦わら帽子をかぶった
色の白い男の子が頬を
上気させて準備をしている。

リヒト「つぎはぼくね!」


いちばん背の低い男の子は
その背丈ながら怯えた様子もなく
微笑みを浮かべている。

マコ「うらんちゃんはここにいなよ?









いちばん小さなうらんは、
うしろから見ているだけだが
いつかはわたしも!と
おもっているようだ。


うらん「がんばえーっ!」


こんな感じで、上級生の男の子に
くっついて遊んでいるのであった。






いまは見てるだけだが、やる気は
充分っ。愛用の小さな双剣を
背中に背負い、羽根をぱたぱた
させていた。


ジャガーがなんなく倒し、
つづいてマコリヒト 
ポムムを倒すと、

目を輝かせてうらん
前に出ていく…………。




うらん
「つぎうらんがやるー!」





ジャガー「うらんはムリだよ。
お前女の子だろ?
洋服汚れちまうぜ?



うらん
「わたしだってたたかえるもん!」




リヒト「うらんだけちっちゃいんだから
やめとけやめとけ!


うらん「むーー(。ŏ﹏ŏ)

でもだいじょ……」



マコ「うらんは、
もっと大きくなってからだね。」


全員に否定され、うなり続ける
うらん。

わたしだって戦えるのにっ!





しかし、毎回、こうして
「ちっちゃい子」扱いされる  
うらんであった。





とつぜん!

一番の上級生ジャガー
驚きの声を上げる。






ジャガー「おぃっ……あれみろよ!

し……白いポムムだぜ……っ」


リヒト「捕まえようぜっ!」


マコ「よしっ、
うらんはくるなよーっ!」


突然湧いた色違いレアモンスターを
取り囲み、いっせいに攻撃する
少年たち。


ジャガー「よし、俺が押さえ込む!
今のうちにっ!


リヒト「おけ!うりゃぁっ!」



しばらくして……
白いポムムは脚を完全に縛られ…

その動きを止めた。


ジャガー「コイツの背中の花
結構キレイだな?

おいうらん!見てみろよっ



うらん「うわーっきれいだぁ!
もってかえるーっ

ぶちぶち…





ジャガー「こういうとこだけ
女の子っぽいんだな


うらん「なんかいったかぁ?」

ジャガー「いえべつに」




:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:




〜ソフィアの街〜


珍しいモンスターを、報告または
街のギルド協会につれていくと、
調査に協力したということで
わずかな謝礼が出る。

少年たちはそれぞれ謝礼をもらい
新しい装備を買っていた。






家についたうらんは……


ままをおどろかそうと
とびっきりの明るい声で
ゆうらんを呼んだ。





うらん「たっだいまー!

まま!
きれいなお花見つけたよ!


:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:

ゆうらん『ごほっごほっ……』



………。



………………。



誰がどう見ても、その花が
原因であるが、ほかの誰も
発症していないのに……
ゆうらんだけが
発症している不思議。



うらん「ままぁ……(。ŏ﹏ŏ)

ごめんね…っ!




うらんがへんな
はなをもってかえったばっかりに…



ごめんね…


ごめんね……っ!





だれか……

だれかままを
なおしてよぉっ!!




ゔぅっ…えぐっ……えぐっ……









ゆうらんのそばをいっときも
離れようとしないうらんには、

泣きじゃくることくらいしか 
できなかった……。




なにも、

なにもできない…

1日目の夜が無情にも終わった。



つづく




:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:

キャスト

うらん
らんな

リヒト
J.O.ランタンさん

マコ
ワン子さん

ジャガー
ZZさん


:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:



はいっ。

うらんの物語書き上げましたーっ。

しかも続いちゃいましたね(*´艸`*)


色違い白いポムムの花……
どんな謎があるのでしょうか。




そして!

今回も「アーヌエヌエ」のメンバーが
劇団員として参加してくれました。




今回出られなかったかたも、
またよろしければご参加ください(o^-')b






でわでわ………


またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆


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