21.娘は眠り姫 ①睡眠と免疫機能 | ☆脳脊髄液減少症~備忘録~

☆脳脊髄液減少症~備忘録~

完治するまでの約2年半の体験を思いつくままに書き綴ります。


人間の基本的欲求の一つに

「睡眠」があります。


そこで今回は

娘の闘病中の睡眠について

お話しをしたいと思います。



脳脊髄液減少症を発症してから

起き上がれるようになるまでは

一日の中で14〜18時間眠り続けていました。

それも一度も目を覚ます事なく・・・

まるで「眠り姫」のようでした。



どうして こんなに眠るのでしょうか。


病気と睡眠はどのように関係してるのでしょうか。


疑問を感じながらも


体が睡眠を求めていると思い

目覚めるまで起こす事なく

眠らせていました。


同病の子のお母様方も

「家の子も心配するくらい良く寝るのよねー」と

睡眠時間が増加している事を話していました。



睡眠について調べてみたところ

私にとって参考になりました文献を

シェアさせていただきます。


少し長めですが

よかったらお読みください。



【免疫機能 】

人間の免疫機能が睡眠といったいどのような関係にあるのであろうか。

私達は風邪をひいたり、外傷を負ったときに眠くなる。

実はこれらの症状の背景に は

免疫系の活性徐波睡眠が密接にかかわていることが最近明らかにされた。 

免疫作用は血液にあり、特に白血球にある。 

免疫をになう直接の細胞として は、

この他に、脳内に白血球に似た働きをする細胞がある。

免疫システムには 2つの機構があって、

B細胞による体液性免疫

T細胞による細胞性免疫であ る。

前者は抗原に対して特異的な抗体を産生することによって行われる。

後者 は抗原に接したT細胞自身が分裂・機能分化して感作T細胞となりキラ-T細 胞として直接的に細胞を破壊する。

また、食作用を示すマクロファ-ジも活性

化させるとT細胞のように抗原に抵抗するためのタンパク質を産生・分泌する。

 これをモノカインと呼ぶ。

最近様々な細胞が抗原を異物と認識してそれに抵抗 するための物質を産生していることが解ってきた。

このよう物質を総称して免 疫関連液性因子(サイトカイン:cytokine)と呼ぶ。

サイトカインが病原微意 生物と戦っているときに脳神経ではどのような反応があるのであろうか。

これ を端的に表している症状として

風邪をひいたときの症状があげられる。

寒気、 頭痛、食欲不振、嘔吐そして発熱である。

特に発熱すると眠くなるような一種 の睡眠欲求を覚える。

サイトカインで治療中の患者にも上の副作用に加えて睡 眠の増加がみられる。

感染時の眠気の正体もサイトカインが原因しているとい われている。

このように、

病原体微生物の侵入により宿主の免疫応答が活発に なると、

活性化したT細胞マクロファ-ジから

サイトカイン産生されて病 原体への抵抗・破壊作用を示すばかりでなく積極的に睡眠を増加させる


この とき、サイトカインによって誘発されるのは徐波睡眠である。

実際にインフル エンザウイルスを動物に静脈から接種すると、4~8時間後に脳波の徐波活動 の増加とともにノンレム睡眠が15%増加するという報告がある。

サイトカイ ンの多くに睡眠作用が認められる。

また、様々な細菌毒の侵入刺激でサイトカ イニンが誘発・産生されることがわっており、それらの睡眠調節作用が盛んに 研究されている。

その結果、免疫反応に関連した多くの物質に睡眠活性が見い だされている。

このように睡眠と免疫の関係は今大きくクロ-ズアップされて いる。

打撲・捻挫、花粉症を起こしたときに眠気を催したりするのは、

免疫 が活発に作動していると考えられ、生体防衛反応として理解される。

免疫反応 は脳神経系とくにホルモン系と密接に関係しており、末梢の免疫系から中枢へ の情報伝達が上行するように、脳からも免疫応答への指令が下行している。

枢から免疫系への下行信号は殆どの場合自律神経系である。


脳の交感神経に障 害があると

細胞性および体液性免疫機構が抑制される。

とくにストレスホルモ ンは免疫機能の低下に深く関係していると言われている。

しかし、その詳細は まだ明確になっていない。

以上のように、

生体防衛反応として生じる睡眠は免疫機能と密接に関係して いることが明らかになってきた。

今後の研究戦略としてストレス、睡眠、 免疫の相互関係を明らかにする取り組みが過緊張の現代社会の予防医学にとっ て非常に重要な鍵を握っている。


日本学術会議

睡眠学の創設と研究推進の提言(P 30)より一部抜粋

http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/18pdf/1855.pdf




娘の睡眠時間が長いのは

免疫系 が活発に作動し

生体防衛反応と理解しました。

他にも、、、、

娘の症状を通して実感した事は

自律神経と深く関与していることです。

詳しい内容は後日書きますが

自律神経症状が酷く

交感神経が優位な状態でした。



上記文献中に


『脳の交感神経に障 害があると

細胞性および体液性免疫機構が抑制される。

とくにストレスホルモ ンは免疫機能の低下に深く関係していると言われている。』

と記載されているように



脳脊髄液減少症の方をはじめ

病気を患われている方は

免疫機能が低下する傾向があります。


どうぞ、お気をつけくださいませ。




最後までお読みいただき

ありがとうございました。