免疫の鍵を握る腸&アトピー、花粉症、リウマチ 、膠原病には | ☆脳脊髄液減少症~備忘録~

☆脳脊髄液減少症~備忘録~

完治するまでの約2年半の体験を思いつくままに書き綴ります。


①小腸には免疫細胞の7割が集結しています。

②腸内細菌の働き
腸内細菌は消化液が多い胃や十二指腸では1gあたり1万個以下。
小腸では1gあたり1000万個以上です。
小腸には酸素が存在しやすいので乳酸桿菌が多く住み着いています。

盲腸から大腸では無酸素状態になり、
酸素の嫌いな細胞が多くなります。
1gあたり1000億個に近づきビフィズフ菌はその代表です。(ビフィズス菌を摂りましょう)
その他、クテロイデス菌やユウバクテリウム菌、乳酸桿菌や大腸菌もあります。

腸内には良い働きをする
有用菌(善玉菌・ビフィズス菌や乳酸桿菌)
発がん物質や毒、腸内腐敗をおこす
有害菌(悪玉菌・ウェルシュ菌、黄色ブドウ球菌、大腸菌毒性株、バクテロイデス菌毒性株など)
さらに中間的な菌(日和見菌が住みついています。

全体的バランスは
有用菌  20%
有害菌  10%
日和見菌 70%





③免疫を抑える腸内細菌
アレルギー疾患、アトピー、花粉症や自己免疫疾患のリウマチ や膠原病は免疫の暴走が引き起こす病気であり
この暴走する免疫細胞にブレーキをかける役割を持つ細胞はTレグ(制御性T細胞)です。

このブレーキの働きにより、
アレルギーや自己免疫疾患が抑えられる事が分かってきました。

この重要な働きをしているTレグは、
腸内細菌のクロストリジウム菌が作り出す酪酸のメッセージ物質によって優位に増加する事が確認されました。

クロストリジウム菌は、
ウエルシュ菌と並んで二大悪玉菌として有名ですが、悪玉菌が減るのは体によいはずなのに、不思議です)

酪酸が減少するとTレグも減少
様々なアレルギーや自己免疫疾患を
発症してしまいます。

花粉症やアトピーやリウマチ 、膠原病などの自己免疫疾患を改善するには
クロストリジウム菌酪酸を生み出す力を強めることが必要です。

クロストリジウム菌のエサになる食物繊維の多い野菜海藻きのこ豆類を積極的に摂取する事が有効です。

また、食物繊維は、
クロストリジウム菌ばかりではなく、
ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌を優位にします。

腸内環境を良い状態に保ち
小腸の免疫システムが正常に機能すると
免疫力も上がります



食品に含まれる食物繊維量一覧


(追記)
クロストリジウム菌やバクテロイデスは
食物繊維が大好きです!

食物繊維は2種類あります。

⑴水溶性食物繊維
善玉菌のエサになり、バクテロイデス属を活発にしたり、増やします。
便の性状をコントロールします。
大麦、オーツ、りんご、バナナ、桃などの果物、昆布、わかめ、海藻、こんにゃく、イヌリン、ごぼう、菊芋など

⑵不溶性食物繊維
悪玉菌やクロストリジウム菌のバランスを整えます。
便の量を増やします。
穀類、野菜、豆類の皮、山菜、キノコ類、ごぼう、レンコン、こんにゃく、しらたき
とうもろこし、もやし、にら、干した果物など

❤️水溶性食物繊維やオリゴ糖などは善玉菌のエサになりますので意識して摂りましょう!


☆市販の整腸剤はそれぞれ成分が異なります。

【酪酸菌剤】

⑴ミヤBM錠
成分 宮入菌(酪酸菌)末
対象年齢 5歳から
⑵ミヤBM細粒
成分 宮入菌(酪酸菌)末
   ビタミンB2
           ビタミンB6
対象年齢 3ヶ月から
【酪酸菌配合剤】

⑴ビオスリー配合散
 成分 ラクトミン(乳酸菌)
    酪酸菌
    糖化菌
対象年齢 3ヶ月から

⑵ビオスリー配合錠
成分 ラクトミン(乳酸菌)
    酪酸菌
    糖化菌
対象年齢 5歳から

【ビフィズス菌配合剤】

成分 ビフィズス菌

   フェーカリス菌

   アシドフィルス菌 


⑴錠剤  対象年齢 5歳から
⑵細粒  対象年齢3ヶ月から


⑶新ビオフェルミンS錠にロンガム菌(ビフィズス菌の1種)をプラスした整腸
対象年齢 5歳から