私の妄想です
妄想紙芝居です






サトシは赤い頭巾の男が見えなくなるまで
その後ろ姿を見ていました

「長い尻尾に長い舌、、、やっぱり
おおかみ男だったのか、、」

赤い頭巾の男の尻からは長い尻尾が
出ていました

ぽってりした赤い唇をぺろりと舐めた
長い舌をサトシは見逃しませんでした。

赤い頭巾のせいで
はっきりと顔は見えませんでしたが
話し方や雰囲気はとても男らしくて
きっとハンサムなんだろうなと思いました

すぐに襲ったりしなかったし、
キノコのことも教えてくれたり
優しい男だなと思いました


この穏やかな森を見たらわかるように
悪い奴ではないとサトシは思いました


もう一度会って顔をみたいと思ったけれど
相手は嫌われもののおおかみ男です

母親思いのサトシは
母親を悲しませてはいけないと
おおかみ男のことは忘れることにしました


「キノコ、、キノコ、、、
あっ、、あった!あった!」

おおかみ男のいう通り、キノコがたくさん
生えていたので、かごの中にはいるだけ
入れて、自分も一本食べました

「うんめぇ~!」

あまりの美味しさに2本、、3本、、と
食べました

ギンギンになることは
すっかり忘れていました