目に見えない「彼ら」に会いに行ってきました。
ずっと前ですが、水木しげるの妖怪百鬼夜行展へ。
子供の頃、暗い夜道や静かな森の中で「誰かいるかも?」と感じたあの感覚。
水木先生の描く妖怪たちは、ただ恐ろしい存在ではなく、どこかひょうきんで、寂しがりやで、私たち人間と地続きの場所に住んでいるような気がします。
展示されている緻密な原画を見つめていると、妖怪たちの息遣いまで聞こえてきそう。
「べとべとさん」や「一反木綿」……。
彼らはきっと、私たちが忙しさに紛れて忘れてしまいそうな「日常のふとした隙間」に、今も静かに座っているのかもしれません。
水木先生の作品に触れると、不思議と心が穏やかになります。
それはきっと、先生が妖怪を通して、「目に見えないものへの敬意」や「命の多様さ」を優しく肯定してくれているからではないでしょうか。
「目に見えるものだけが全てじゃないよ」
「ちょっとくらい変わっていても、大丈夫だよ」
そんなメッセージを、妖怪たちのユーモラスな表情から受け取ったような気がして、展示を見終わる頃には、冷えていた心がじんわりと温かくなっていました。
帰り道の夜風が少し冷たかったけれど、どこかで誰かが(あるいは何かが)見守ってくれているような気がして、なんだか足取りが軽くなった一日でした。
皆さんの周りにも、もしかしたら不思議な「隣人」が隠れているかもしれませんね。
次は、水木先生の故郷もゆっくり旅してみたいな、なんて夢が膨らんでいます✨
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